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米国株安や週末の持ち高調整売りなどで3日続落【クロージング】

2021/2/19 16:04 FISCO
*16:04JST 米国株安や週末の持ち高調整売りなどで3日続落【クロージング】 19日の日経平均は3営業日続落。218.17円安の30017.92円(出来高概算12億2374万株)で取引を終えた。前日の米国株が下落した流れを引き継ぐ格好から利益確定の売りが優勢となった。また、短期急騰に対する過熱感や週末のポジション調整売りなども散見され、一時29847.33円まで下落幅を広げる場面がみられた。一方で今の相場は企業業績の回復期待と金融緩和政策に伴う過剰流動性に支えられており、投資家は上昇トレンドが続くとの見方が大半のようだ。また、海外勢の買い余力が大きいとの見方から日本株の持たざるリスクにつながるなど押し目買い意欲は強く、引けにかけて若干下落幅を縮めており、終値では3万円を回復している。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1500を超え、全体の7割近くを占めている。セクター別では、鉱業、空運が3%超下落したほか、陸運、石油石炭、証券など30業種が下落。半面、海運、パルプ紙、精密機器の3業種が値上がりした。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、KDDI<9433>、日産化<4021>、太陽誘電<6976>などが堅調。一方、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、中外薬<4519>、テルモ<4543>が軟調だった。 足元での米国株の不安定な地合いを受けて、投資家心理がやや悪化。市場では「米長期金利が1.3%台で高止まりしていることがグロース株にはネガティブ要因」との指摘も聞かれた。また、日経平均が30年半ぶりに3万円の大台を回復したことにより、利益確定に伴うファンドの解約売りや事業法人などによる持ち合い解消売りも出ているようだとの見方も出ていた。さらに、日銀は2月に入り、いまだに上場投資信託(ETF)買いを実施していないことから、方針転換への思惑から調整局面での需給の下支えが期待しづらく、次第に買い見送りムードが広がっていた。 足元では、世界的なリスク要因として、米長期金利の急上昇、コロナワクチンの変異種対応などがある。不確定要因が拭えないだけに、今後の状況を見極める必要があるだろう。また、来週は米国でコンファレンス・ボードによる消費者信頼感指数、耐久財受注、PCEコア・デフレーターなどの経済指標が発表される。米長期金利の上昇が急ピッチで進んでいるだけに、景況感の改善が示され、金利上昇が一段と進めば米国株主導での利益確定売りが波及してくる可能性もありそうだ。 《FA》
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1887年創業の化学メーカー。機能性材料、農業化学品が柱。ディスプレイ材料「サンエバー」で世界トップシェア。半導体材料「ARC」はアジアシェア高い。総還元性向75%目標。事業領域の深掘りなどに注力。 記:2024/08/26
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6857 東証プライム
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半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
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CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6976 東証プライム
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電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
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世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
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時価総額 10,864,209百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
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世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10