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前場に注目すべき3つのポイント~28000円固めの流れが意識されやすい

2021/1/13 8:44 FISCO
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~28000円固めの流れが意識されやすい 13日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:28000円固めの流れが意識されやすい ■東宝、3Q営業利益59.9%減 171億円、通期上方修正 ■前場の注目材料:日鍛バルブ、中国でエンジンバルブ増産、月120万本体制 ■28000円固めの流れが意識されやすい 13日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が見込まれる。12日の米国市場はNYダウが60ドル高だった。ワクチン普及期待のほか、予想を上回った雇用関連指標が好感された。下院によるトランプ大統領の弾劾訴追決議案採決を控えた政局不安や金利の上昇を警戒し利益確定売りに一時下落に転じたが、バイデン政権下での大規模財政支援策への期待も根強く底堅く推移し、引けにかけては上げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比変わらずの28190円。円相場は1ドル103円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から横ばい推移でのスタートになりそうである。ただし、米国同様、トランプ大統領の弾劾訴追決議案採決を控えていることから上値追いは慎重になりやすく、日経平均の28000円固めの流れが意識されやすい。もっとも、下値を売り込む流れがみられたとしても、バイデン政権への期待感から押し目買い意欲は強いと考えられ、28000円近辺では早い段階で買い戻しに向かわせそうである。 そのため、国内では新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言の範囲が拡大されることになりそうだが、これを受けて弱含む場面においては、先物主導で押し目を拾う流れが意識されやすいだろう。また、米国では引き続き半導体株の強い値動きが目立っており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などが日経平均の下支えとして意識されやすいだろう。一方で、緊急事態宣言の範囲拡大によってバリューシフトは期待しづらいところであり、コア銘柄への資金集中になることから、NT倍率の上昇も意識されそうである。 また、インデックスに絡んだ売買のなかでは中小型株の物色は活発化しづらいところである。マザーズ指数は75日線を挟んでの攻防であり、この水準を明確に上放れてこれないと、利益確定の流れに向かわせやすいところでもある。米国では政局不透明感が高まっていることもあり、20日の大統領就任式が通過するまでは積極的には動きづらいところのようである。 ■東宝、3Q営業利益59.9%減 171億円、通期上方修正 東宝<9602>は第3四半期を発表。営業利益は前年同期比59.9%減の171億円だった。あわせて通期業績予想の修正を発表。営業利益は従来の140億円から190億円に上方修正している。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、20年4月中旬から5月中旬にかけて映画館を休業したことが響くものの、「鬼滅の刃」が歴代興行収入記録を更新し、映画事業の業績回復に大きく貢献した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28164.34、+25.31) ・NYダウは上昇(31068.69、+60.00) ・ナスダック総合指数は上昇(13072.43、+36.00) ・シカゴ日経225先物は変わらず(28190、大阪比±0) ・SOX指数は上昇(2988.02、+18.10) ・VIX指数は低下(23.33、-0.75) ・原油先物は上昇(53.21、+0.96) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・日鍛バルブ<6493>中国でエンジンバルブ増産、月120万本体制 ・昭和電工<4004>HDメディア用アルミ基板を山形で3割増産 ・KDDI<9433>「au」20ギカ、月2480円新プラン ・豊田通商<8015>ベトナム水力発電に出資、発電コスト低減など ・ホンダ<7267>北米で車生産減産、半導体不足響く ・日本トムソン<6480>直動案内機器4割増産、半導体装置向け需要急増 ・日立造船<7004>下水汚泥の焼却事業に参入 ・コマツ<6301>鉱山機械の米工場閉鎖、石炭需要減少受け ・任天堂<7974>スイッチ、中国出荷100万台、フィットネスソフト登場で弾み ・東芝テック<6588>厨房で注文を即把握、タッチ端末 ・eBASE<3835>外食に提案、アプリでアレルギー物質事前確認 ・ライオン<4912>韓国で植物由来成分配合の化粧品、6品種、安全・安心訴求 ・日立金属<5486>テイクロに技術供与、超ハイテン成形向け金型、北米で表面処理 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 12月マネーストックM3(前年比予想:+7.6%、11月:+7.6%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 14件
3835 東証プライム
666
11/27 15:30
-15(%)
時価総額 31,412百万円
統合商品情報データベース「eBASE」の開発、販売を行う。食品業界、日雑業界向けが主力。IT開発アウトソーシングビジネス等も手掛ける。日雑業界向けは小売向け商品マスタ管理システムなどの販売促進継続。 記:2024/10/28
4,155
11/27 15:30
+163(%)
時価総額 768,264百万円
昭和電工、旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体・電子材料、石油化学等のケミカルが柱。自動車部品、セラミックス等も。半導体後工程材料で世界トップシェア。事業ポートフォリオ改革等に取り組む。 記:2024/10/13
4912 東証プライム
1,779
11/27 15:30
-27(%)
時価総額 506,006百万円
日用品メーカー大手。1891年創業。オーラルケア分野、ファブリックケア分野が柱。解熱鎮痛剤「バファリン」、ペット用品等も。歯ブラシ、ハンドソープなどで国内トップシェア。海外事業では事業拡大施策を推進。 記:2024/10/13
5486 東証プライム
2,177
12/28 15:00
-3(%)
時価総額 933,724百万円
高機能材料メーカー。高級特殊鋼、希土類磁石、素形材製品が柱。23.3期1Qは需要回復。通期でも収益好転を見込む。米国ファンドが遅延していたTOBを開始。TOB価格は2181円。TOB成立ならば上場廃止に。 記:2022/10/15
6301 東証プライム
4,083
11/27 15:30
-99(%)
時価総額 3,976,070百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6480 東証プライム
469
11/27 15:30
-12(%)
時価総額 34,472百万円
直動案内機器やニードルベアリング、精密位置決めテーブル等の製造・販売を行う。「IKOブランド」で展開。製品群は2万種超。海外売上比率は5割超。豊富な実績が強み。グローバル体制の再構築などに取り組む。 記:2024/10/21
6493 東証スタンダード
247
11/27 15:30
+4(%)
時価総額 7,158百万円
四輪車用エンジンバルブなど小型エンジンバルブ部門が主力。船舶用エンジンバルブ、精密鍛造歯車、オートマチックトランスミッション用部品等も。神奈川県秦野市に本社。高付加価値の新製品開発などに取り組む。 記:2024/10/04
6588 東証プライム
3,645
11/27 15:30
-105(%)
時価総額 210,058百万円
POSシステムやRFIDシステム、自動認識システム、デジタル複合機等を手掛ける。東芝グループ。POSシステムで国内トップシェア。リテールソリューション事業ではリカーリングビジネスの強化などを図る。 記:2024/07/02
7004 東証プライム
945
11/27 15:30
-10(%)
時価総額 160,853百万円
ごみ焼却発電施設、海水淡水化プラント等の建設を行う環境部門が主力。1881年創業。ごみ焼却発電施設で世界シェアトップクラス。精密機械、風力発電等も。25.3期は営業増益計画。環境事業の収益改善等を見込む。 記:2024/07/04
7267 東証プライム
1,292.5
11/27 15:30
-40.5(%)
時価総額 6,824,400百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7974 東証プライム
8,527
11/27 15:30
+218(%)
時価総額 11,073,930百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8015 東証プライム
2,551
11/27 15:30
-71(%)
時価総額 2,709,596百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
9433 東証プライム
4,915
11/27 15:30
-11(%)
時価総額 10,772,923百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9602 東証プライム
6,191
11/27 15:30
-18(%)
時価総額 1,154,566百万円
国内最大の映画製作・配給会社。劇場用映画の製作・配給、「TOHOシネマズ」の運営等を行う映画事業が主力。演劇事業や不動産事業等も手掛ける。アニメは海外営業収入が成長。不動産事業はM&A効果が売上貢献。 記:2024/10/29