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米国株見通し:自律反発に期待、米トランプ政権の刺激策を好感か

2020/3/10 16:42 FISCO
*16:42JST 米国株見通し:自律反発に期待、米トランプ政権の刺激策を好感か (16時30分現在) S&P500先物    2,822.12(+74.37) ナスダック100先物   8,198.75(+247.25) グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は600ドル超高で推移。NY原油先物(WTI)は急落後は下げ渋り、今晩の米株式市場は自律反発が見込まれる。 9日はNY株式市場の歴史に残る混乱に見舞われた。新型コロナウイルスの感染拡大で景気への影響を懸念した売りが優勢となり、「サーキットブレーカー」が発動された。それでもパニック売りは収束せず、株価は下げ幅を拡大。主要3指数は7%超も下げ、ダウは2000ドル超安と過去最大の下げ幅で取引を終えた。産油国による減産協議決裂を受けた原油価格の急落でエネルギー株が大きく売られたことも、市場センチメントの悪化に拍車をかけた。 ただ、今晩は前日の記録的な下げの反動で、トランプ政権が打ち出す景気刺激策や減税方針を手がかりに自律反発の見通し。米国政府は新型ウイルスの打撃を受けた航空業界や観光産業などを念頭に置いているとみられ、大きく売り込まれた関連銘柄の買戻しが入りやすい。ただ、政府の支援策により株売り・債券買いの流れはある程度修正されるものの、ウイルスへの警戒は根強く株価の本格回復は想定しにくい。 《TY》