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38000円処での底堅さを見極める相場展開に

2024/10/25 8:37 FISCO
*08:37JST 38000円処での底堅さを見極める相場展開に  25日の日本株市場は、衆院選を控え積極的な売買は手控えられるだろうが、日経平均株価は38000円処での底堅さを見極める相場展開になりそうだ。24日の米国市場はNYダウが140ドル安、ナスダックは138ポイント高だった。予想を下回る決算を発表したIBMやハネウェルがNYダウを下押しした一方で、テスラやラムリサーチが予想を上回る決算を受けて買われたことでS&P500、ナスダックが上昇するなど、個別の決算の影響が大きかった。また、米新規失業保険申請件数が予想を下回り、労働市場の底堅さが示されたとして、景気敏感株の一角が買われた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円安の38090円。円相場は1ドル151円70銭台で推移している。  日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まりそうだ。ただし、米国では主力企業の決算の影響が大きく、NYダウの下げは嫌気されないだろう。反対にテスラについては時間外取引での上昇で織り込まれていたが、通常取引で20%を超える急伸となったことで、改めて材料視されやすい。また、ラムリサーチが予想を上回る決算が材料視されて5%を超える上昇となっており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になりそうだ。  もっとも、衆院選を控えていることから様子見姿勢が強まりやすい。最近の情勢報道では与党の議席数が過半数を割り込むとみられている。過半数割れとなれば政治リスクを嫌う海外勢のインデックスに絡んだ売りによって、下へのバイアスが強まる可能性があるだろう。過半数維持ならアク抜けからのショートカバーが入る展開もあるだろうが、週をまたいでポジションを取りに行く動きは限られる。そのため、外部環境の影響を受けにくい個別の材料株での短期的な売買が中心になりそうだ。  一方で、日経平均株価は15日に付けた40257.34円をピークに政治リスクを織り込む動きをみせており、昨日は一時37712.19円まで売られ、支持線として意識されていた75日、200日線を割り込んでいた。衆院選後の波乱が警戒されるものの、売り方にとってはいったん買い戻しの動きをみせてくる可能性があるため、下値の堅さが意識されやすいだろう。  なお、決算に絡んだところでは、pluszero<5132>、ディーエムエス<9782>、セブン工<7896>、木徳神糧<2700>、能美防災<6744>などが注目される。 《AK》
関連銘柄 5件
2700 東証スタンダード
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米穀卸売大手。精米や玄米を主力に、コメ加工食品、輸入牧草などの飼料、鶏卵も展開。日本米の販売量は業界トップクラス。米穀事業では取引価格が大幅に上昇、販売も堅調で売上伸びる。過度の米高騰は米離れを招く懸念。 記:2024/09/08
5132 東証グロース
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時価総額 18,276百万円
企業向けにAI活用のプロジェクト型ソリューションを提供。AEI等に係る研究開発、サービス型ソリューションに戦略的投資を行う。取引先社数、案件数は順調に増加。丸紅I-DIGIOホールディングスと提携。 記:2024/10/22
6744 東証プライム
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時価総額 171,671百万円
セコム傘下の防災設備機器メーカー。1916年創立。自動火災報知設備、防火・防排煙設備、消火設備等を手掛ける。横浜ランドマークタワー、東大寺などで納入実績。サプライチェーンの強化、価格改定に取り組む。 記:2024/10/14
7896 東証スタンダード
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11/27 9:13
+1(%)
時価総額 2,150百万円
階段や手すり等の内装建材事業、木造建築の構造体の製造等を行う木構造建材事業を展開。岐阜県美濃加茂市に本社。新商品のサッシ付パネル「NEO SMART PANEL」の営業を強化。非住宅分野向けの新商品開発。 記:2024/10/24
9782 東証スタンダード
1,748
11/27 15:30
+29(%)
時価総額 12,694百万円
ダイレクトメール(DM)で国内首位。メーリングサービスを中心に物流、セールスプロモーション、イベント支援等ワンストップで提供。コロナ事務局案件が剥落。郵便料金値上げ重し。段階的に配当性向を60%に引上げへ。 記:2024/08/29