マーケット
10/10 15:15
39,380.89
+102.93
42,512.00
+431.63
暗号資産
FISCO BTC Index
10/11 3:25:48
8,788,686
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

ファナックの底堅さを見極め

2019/10/29 9:20 FISCO
*09:20JST ファナックの底堅さを見極め  29日の日本株市場は、日経平均の23000円を意識した相場展開になりそうだ。28日の米国市場はNYダウが132ドル高で27000ドルを回復したほか、S&P500指数は最高値を更新した。トランプ大統領が米中協議の合意について楽観的な見方を示したほか、欧州連合(EU)が英国のEU離脱期限の延長を認めたことが材料視されている。この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比110円高の22960円となり、高いところでは22980円を付けている。円相場は1ドル108円90銭台と円安に振れて推移していることも安心感につながりそうである。  一方で決算発表が本格化する中、昨日大引け後に発表したところでは、オリックス<8591>がコンセンサスを上回った他、自社株買い・消却を発表しており、評価されそうである。しかし、ファナック<6954>はコンセンサスを下回る決算となり、通期計画の下方修正を発表している。売り先行の展開になろうが、売り一巡後の底堅さが見られるようだと、センチメントを明るくさせてきそうである。  また、日米金融政策の行方を見極めたいとする模様眺めムードも意識されやすく、日経平均の23000円接近の局面では強弱感が対立しやすい面はある。米連邦公開市場委員会(FOMC)では、今年3度目の0.25Pt利下げが予想されている。また、日銀の金融政策決定会合ではマイナス金利深掘りへの思惑等が出ているが、結果的には見送るとみられる。とはいえ、サプライズ的な結果となる可能性があるだけに、次第にこう着感が強まりやすいところではある。  また、決算についてはこれまで、安川電機<6506>、日本電産<6594>などがアク抜け的な値動きをみせていただけに、昨日の信越化<4063>の高値更新後の下げは神経質にさせる一因だった。そのため、ファナックの底堅さのほか、信越化のリバウンドがみられるかが注目されるところであろう。需給は悪くないだけに、センチメント改善によって弱気センチメントの巻き戻しが一段と強まる展開の可能性はあるだろう。 《NH》
関連銘柄 5件
4063 東証プライム
6,193
10/10 15:00
+64(%)
時価総額 12,535,394百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
6506 東証プライム
4,649
10/10 15:00
-21(%)
時価総額 1,239,842百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども。工場の内製化、自動化を推進。26.2期営業利益1000億円目指す。 記:2024/05/08
6594 東証プライム
3,000
10/10 15:00
-44(%)
時価総額 3,577,707百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6954 東証プライム
4,071
10/10 15:00
-49(%)
時価総額 4,109,866百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8591 東証プライム
3,324
10/10 15:00
+40(%)
時価総額 4,182,513百万円
大手金融サービス。自動車やICT関連機器等のリース・レンタル、不動産開発・賃貸管理、企業投資、環境エネルギー、生命保険、銀行など多角的に事業展開。輸送機器、不動産運営、コンセッションは回復傾向続く。 記:2024/07/07