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ブラジル大手証券企業、リップル技術に基づく送金サービスを提供へ【フィスコ・アルトコインニュース】

2019/5/27 15:56 FISCO
*15:56JST ブラジル大手証券企業、リップル技術に基づく送金サービスを提供へ【フィスコ・アルトコインニュース】 南米の経済大国ブラジルに拠点を置く大手証券企業「Frente Corretora de Câmbio (Front Exchange)」は、観光や仕送りなどの国際送金プラットフォーム「Simple」を創設するため、新たにRipple社とパートナーシップを結んでいたことが明らかとなった。 この新サービス「Simple」が利用可能となれば、ブラジル国民が容易な国際送金および国際決済が可能となるとしている。サービス開始は6月を予定している。 この新サービスは具体的にxRapid(XRP使用)を利用するか否かは表明されていないが、この発表の温度感と現状Ripple社のサービス利用状況を考えると、XRPを利用しない【xCurrent】が導入される可能性が高いと考えられる。なお、xCurrentはRipple社のブロックチェーンベースの送金ソリューションであり、現在世界において200社以上の金融機関が加盟しているという。 Front Exchangeの共同設立者Carlos Brown氏は、今回のプロジェクト立ち上げに関して、以下のようなコメントを残している。 「Simple」のユーザーとしては、例えば、子供が海外に在住している一般家庭などを想定している。 各家庭の送金額は大きくないが、(その送金額に占める)金融機関による手数料の割合はかなり高い。 我々は既存の金融機関のように高い手数料をとるのではなく、利用者数で勝負をしたい。 このように同社は安価な国際送金の手段として、Ripple社の製品の利用という結論に達した格好だ。つまり、今回ではxRapidの利用こそ言及されていないものの、より安価な国際送金手段として将来XRPとxRapidも導入する可能性は決して否めないだろう。 Ripple社CEO、xCurrentの優位性を解説 Ripple社のCEOを務めるBrad Garlinghouse氏は今月17日、スイス国立銀行主催の金融カンファレンスに登壇し、自社のxCurrentのメリットを説明した。 Garlinghouse氏は、xCurrentを「SWIFT 2.0」とし、既存の送金業界より優れていることを強調していた。国境間送金問題として取り沙汰される、多額の手数料に加え、送金に長時間を要するSWIFTとの比較では、xCurrentは「SWIFT 2.0」であり、仮想通貨XRPの利用が必要なxRapidでも、金融機関からの需要が高いと手応えを述べた。 今回の「Front Exchange」との提携により、Garlinghouse氏は自社製品に対する自信をさらに強めることになるだろう。 (記事提供:コインポスト) CoinPost(コインポスト)は、日本最大級の仮想通貨・ブロックチェーン総合情報メディアサイトです。国内外の情報を迅速に捉え、考察も含めたオリジナル記事を配信しています。 《SI》