マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/24 17:54:47
15,172,104
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続落、米印貿易摩擦の高まりが警戒

2019/6/18 10:05 FISCO
*10:05JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続落、米印貿易摩擦の高まりが警戒 【ブラジル】ボベスパ指数 97623.25 -0.43% 17日のブラジル市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比416.81ポイント安(-0.43%)の97623.25で取引を終えた。98439.36から97622.65まで下落した。 中盤はプラス圏を回復したが、その後は再び売りに押された。成長見通しの下方修 正が嫌気された。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象にまとめた調査で は、2019年の成長予想が前週に予想した1%から0.93%に下方修正された。1%以下に 引き下げられるのは初めてとなる。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控 え、慎重ムードも強い。一方、利下げ観測が指数をサポートした。政策金利は年末ま でに5.75%まで引き下げられると予測されている。 【ロシア】MICEX指数 2734.31 -0.18% 17日のロシア株式市場は小幅続落。主要指標のMOEX指数は前日比4.97ポイント安(-0.18%)の2734.31で取引を終了した。2728.61から2757.89まで上昇した。 中盤に上値を追う展開を示したが、その勢いは続かなかった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催(18-19日)を控えて慎重ムードが強い。また、最近の上昇で足元での高値警戒感から利益確定売りが継続した。一方、指数の下値は限定的。利下げの実施が引き続き指数をサポートした。 【インド】SENSEX指数 38960.79 -1.25% 17日のインドSENSEX指数は続落。前日比491.28ポイント安(-1.25%)の38960.79、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同151.15ポイント安(-1.28%)の11672.15で取引を終えた。 買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。米印貿易摩擦の高まりが警戒され、一段の景気減速懸念が強まった。インド政府は15日、一部の米国輸入品に対して輸入関税の引き上げを実施すると発表した。16日から適用する。 【中国本土】上海総合指数 2887.62 +0.20% 週明け17日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比5.65ポイント高(+0.20%)の2887.62ポイントと反発した。 国内景気の先行き不安がくすぶるなかで、景気テコ入れ策に対する期待感が強まる流れ。14日公表された今年5月の中国経済統計では、小売売上高が上振れたものの、鉱工業生産が下振れた。鉱工業生産は約17年ぶりの低い伸びに落ち込んでいる。中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は先ごろ、「金融政策には大きな調整余地がある」と発言。緩和的な金融政策を打ち出すとの観測が改めて浮上した。ただ、上値は限定的。米中貿易問題の不透明感が継続し、指数はマイナス圏で推移する場面もみられた。 《CS》