マーケット
10/2 15:15
37,808.76
-843.21
42,196.52
+39.55
暗号資産
FISCO BTC Index
10/3 15:20:06
8,993,621
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

短期筋のショートカバー主体で底堅さも楽観視できず【クロージング】

2019/5/24 15:46 FISCO
*15:46JST 短期筋のショートカバー主体で底堅さも楽観視できず【クロージング】 24日の日経平均は小幅に続落。33.92円安の21117.22円(出来高概算12億4000万株)で取引を終えた。米国による中国通信機器メーカーの華為技術(ファーウェイ)排除の動きなどを受けて、米中間の対立が続いていることが嫌気され、米国株安の流れを受けて21000円を割り込んだ日経平均は一時20922.00円まで下げ幅を拡大した。しかし、週末要因もあって商いが膨らみづらい中、次第に買い戻す流れに。日銀のETF買い入れ観測等もあって大引けにかけて下げ幅を縮めており、結局は本日の高値で取引を終えた。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは鉱業、石油石炭、海運、電気機器が軟調。半面、証券、不動産、鉄鋼、情報通信、パルプ紙がしっかり。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ファナック<6954>が重石となる一方で、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>が下支えする格好。 日経平均は終値では21000円をキープしており、結果的には底堅さが意識された格好である。とはいえ、商いが膨らみづらい需給状況の中、週末要因からのポジションクローズに伴うリバランスが中心であったと考えられる。米中関係の悪化の影響については早期改善は見込みづらい状況ではあるが、欧州連合(EU)の欧州議会選挙の投票が23日、英国で始まっており、EU離脱の是非をめぐる国民の意思が再び示される機会として結果を見極めたいところでもあり、いったんは売り方の買い戻しが意識された。 その他、トランプ米大統領の来日に伴う日米首脳会談の内容や内閣支持率の動向なども見極めたいところであり、こちらも買い戻しを誘うところである。そのため、米中関係の悪化を背景に、週明け後は改めてショートポジションが積み上がりやすく、6月下旬に開催予定の主要20カ国・地域(G20)首脳会議で米中首脳会談を予定していることから、それまでは大きな進展をみせてくることは考えづらい状況である。底堅さが意識されるとはいえ、引き続き方向感の掴みづらい相場展開が続こう。 《AK》
関連銘柄 5件
6954 東証プライム
4,117
10/2 15:00
-69(%)
時価総額 4,156,305百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
25,080
10/2 15:00
-960(%)
時価総額 11,828,556百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,609
10/2 15:00
-70(%)
時価総額 10,619,966百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
46,780
10/2 15:00
-1,930(%)
時価総額 14,886,378百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,476
10/2 15:00
-206(%)
時価総額 14,603,758百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17