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23日の米国市場ダイジェスト:NYダウ286ドル安、米中間の緊張続く

2019/5/24 7:42 FISCO
*07:42JST 23日の米国市場ダイジェスト:NYダウ286ドル安、米中間の緊張続く ■NY株式:NYダウ286ドル安、米中間の緊張続く 米国株式相場は下落。ダウ平均は286.14ドル安の25490.47、ナスダックは122.56ポイント安の7628.28で取引を終了した。米国による中国通信機器メーカーの華為技術(ファーウェイ)排除の動きなどを受けて、米中間の対立が続いているほか、欧州景気の鈍化が意識されてアジア・欧州株がほぼ全面安となり売りが先行。原油相場の下落や長期金利の低下も嫌気され、終日下落となった。セクター別では、公益事業や不動産が上昇する一方でエネルギーやテクノロジー・ハード・機器が下落した。 原油相場の下落で、エネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が軟調推移。米長期金利の低下で、ゴールドマンサックス(GS)やJPモルガン(JPM)などの金融各社が下落。家電量販店のベストバイ(BBY)は、トランプ政権が予定する中国への追加関税を受けて、小売価格の一部引き上げを示唆し軟調推移。携帯端末のアップル(AAPL)は、UBSによる目標株価引き下げにより売られた。 米司法省は、Tモバイル(TMUS)とスプリント(S)の合併計画に関して両社と協議を続けており、3-4週間程度で承認可否の判断を示す方針であることが報じられた。 Horiko Capital Management LLC ■NY為替:米中摩擦激化や景気減速への懸念による株安で円買い 23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円11銭から109円46銭まで下落し、109円61銭で引けた。米中通商摩擦の激化懸念が強まったほか、欧米PMI低下で世界的な景気減速懸念も再燃し、欧州株全面安、米株大幅安、原油価格急落、米10年債利回り急低下(一時2.29%台)を受けて、ドル売り、円買いが優勢になった。 ユーロ・ドルは1.1107ドルまで下落後、1.1188ドルまで上昇し、1.1181ドルで引けた。独IFO指数やユーロ圏PMIの低下を受けたユーロ売りが先行後、米国のPMIや住宅指標の低下を受けたドル売りで買いに転じた。ユーロ・円は122円65銭から122円15銭まで下落した。 ポンド・ドルは1.2624ドルから1.2684ドルまで反発。英国の合意なきEU離脱懸念によるポンド売りが一服し、買い戻された。ドル・スイスフランは1.0095フランから1.0024フランまで下落した。 ■NY原油:大幅続落で57.91ドル、在庫増に需要後退思惑も強まり売り広がる NY原油先物は大幅続落(NYMEX原油7月限終値:57.91↓3.51)。59.84ドルから57.33ドルまで下落した。前日発表の米国政府の原油在庫統計での大幅増加、生産量拡大などを受けて売り先行で始まった。その後は、米中通商摩擦の激化、英国の合意なきEU離脱の可能性、ユーロ圏や米国のPMI低下による世界的な景気減速への懸念などから、需要後退思惑も強まり、売りが急速に広がる展開となった。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 27.76ドル -0.73ドル(-2.56%) モルガン・スタンレー(MS) 42.71ドル -0.78ドル(-1.79%) ゴールドマン・サックス(GS)191.97ドル -3.55ドル(-1.82%) インテル(INTC) 44.53ドル +0.53ドル(+1.20%) アップル(AAPL) 179.66ドル -3.12ドル(-1.71%) アルファベット(GOOG) 1140.77ドル -10.65ドル(-0.92%) フェイスブック(FB) 180.87ドル -4.45ドル(-2.40%) キャタピラー(CAT) 122.26ドル -1.30ドル(-1.05%) アルコア(AA) 23.24ドル -1.00ドル(-4.13%) ウォルマート(WMT) 101.86ドル -0.37ドル(-0.36%) スプリント(S) 6.95ドル +0.28ドル(+4.20%) 《SF》