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今日の為替市場ポイント:米国でのウイルス感染拡大を警戒してドルは上げ渋る可能性
2020/3/2 8:40
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*08:40JST 今日の為替市場ポイント:米国でのウイルス感染拡大を警戒してドルは上げ渋る可能性 2月28日のドル・円は東京市場では109円68銭から108円79銭まで下落。欧米市場でドルは108円98銭まで戻した後に107円51銭まで反落し、108円00銭で取引終了。 本日3月2日のドル・円は、主に107円台で推移か。米国株安を意識したドル売りは一巡しつつあるが、米国内でのウイルス感染拡大が警戒されており、新たなドル買い材料が提供されない場合、ドル・円の上値は重いままか。 先週の米国株式市場では、米国内での新型コロナウイルスの感染拡大を警戒して、主要株価指数は週間ベースで10%以上下落した。2月28日にはトランプ大統領、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長などが、この問題について見解などを発表しており、米国株式の下げ幅は縮小した。 ただ、ウイルス感染は世界各国で日々拡大しており、大流行の終息時期は予測困難との見方が多いことから、市場関係者の間からは「ウイルス感染拡大が世界経済に与える影響はリーマン・ショックを上回る可能性が高い」との声が聞かれている。各国中央銀行による金融緩和策の効果は限定的との見方も出ており、金融市場の不確実性はさらに高まる可能性がある。ドル・円については今年1月8日の安値107円65銭を下回ったことから、107円割れを警戒する必要があるとの声が聞かれている。 《CS》
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