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西武HD、神戸物産、日東電など

2020/9/25 16:26 FISCO
<4716> 日本オラクル 11640 -1180急落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は145億円で前年同期比2.0%増益となった。経費削減効果などで増益を確保したものの、新型コロナによる企業活動低下でソフトウェアライセンス販売の売り上げが伸び悩み、市場予想は下回ったとみられる。クラウドサービス需要の拡大に伴う上振れ期待は高かったとみられ、増益率鈍化をネガティブ視する動きが優勢のようだ。 <9024> 西武HD 1142 -136急落。前日に未定としていた業績予想を公表している。上半期営業損益は390億円の赤字、通期では560億円の赤字としている。鉄道業やバス業における出控えによる利用客の減少、ホテルやレジャー・スポーツ関連・商業施設などにおける出控えやソーシャルディスタンスを意識した営業形態による利用客の減少などが背景。通期の市場コンセンサスは100億円強の赤字であったため、想定以上の損益悪化と捉えられている。 <6988> 日東電 6950 +480急反発。前日に説明会を実施しており、ポジティブな評価につながっているもようだ。初めてハイエンドOLEDスマホ向け偏光板の一部採用が決まったことが明らかになったほか、ハイエンドスマホ向け高精度基板の採用拡大の可能性なども言及されているもよう。核酸医薬事業に関しても、受託製造の需要が広がってきているなど、期待製品の先行き期待が高まる形に。 <3038> 神戸物産 5710 +360大幅反発。10月31日を基準日として1株につき2株の割合での株式分割を実施すると発表している。投資単位の水準引き下げにより、株式の流動性向上や投資家層の更なる拡大を図ることが目的としている。8月高値からの調整にも一巡感が高まりつつあった中、格好の反発材料と捉えられる形になっている。この時期の株式分割実施は3年連続となる。 <8586> 日立キャピ 2567 +9一時急伸。前日に三菱Uリース<8593>との経営統合を発表、統合比率は三菱UFJリースが1に対して、同社は5.10。両社ともに前日は売買停止となったが、売買停止前の三菱Uリースの株価を基にすると、理論株価は2626円。同社にとってのプレミアムは限定的。重複部門統合などによるコスト低減、資産積み上げや投資余力拡大といったシナジーは期待されるが、本日は三菱Uリースの株価はもみ合いと上値は重い。 <9104> 商船三井 2167 -50続落。前日の引け後に上半期業績見通しを公表。経常利益は220億円で前期比21.9%減益を見込む。コンテナ船会社の利益好調で持分法利益が上振れ、市場見通しは上回る水準と捉えられた。通期予想は前回ゼロとしていた水準からの改善を見込むとしながら、今回は未定とした。想定比上振れではあるものの、前日に上方修正を発表した郵船<9101>や川崎船<9107>との比較ではインパクトは限定的。 <5333> 日本ガイシ 1565 +128急反発。前日に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来の30億円から100億円に、通期では300億円から330億円に増額へ。中国市場をはじめとした自動車生産の回復、デジタル化の進展による電子部品の需要増加などが上方修正の背景に。第1四半期は3億円の営業赤字であったため、大幅な上方修正のインパクトは強いようだ。通期業績予想にはなお上振れ余地残るとの見方にも。 <9143> SGホールディングス 5470 +700ストップ高。前日に日立物流<9086>との戦略的資本提携の見直しを発表、本日売買が成立した。同社が日立物流の保有する佐川急便株を譲受し、同社では保有する日立物流株3234万9700株のうち、1953万9100株を売却した。今後は1281万0600株を継続保有し業務提携は継続する。同社にとって、インパクトが少なかった持分法投資利益と少数株主利益を相殺した利益は改善するとみられ、ポジティブな評価に。 <4465> ニイタカ 3510 +465急騰。前日発表の第1四半期決算が好感されている。営業利益は6.9億円で前年同期比2.5倍と急拡大、通期予想の13億円、前期比19.6%減益に対して過半を超過する水準になっている。除菌・消毒用アルコール製剤の売上が順調に推移、とりわけ、高付加価値の手指用消毒液の出荷増加が収益拡大に貢献した。通期決算発表後に株価が急落、足元も安値水準での推移が続いていたため、見直しの動きが活発化する状況に。 <8174> 日瓦斯 5170 +400急伸。大和証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も4780円から6200円にまで引き上げている。LPガスを中心とした顧客数増加に伴う利益成長、それを原資とした配当の拡大という、株主価値向上サイクルは当面の継続が期待できると評価。短期的な株価調整は押し目買いの好機と位置付けており、決算発表時の追加株主還元がカタリストになる可能性としている。 《US》
関連銘柄 14件
3038 東証プライム
3,492
1/24 15:30
+48(%)
時価総額 955,411百万円
冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート、菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。業務スーパーの総店舗数は1070店舗超。中計では26.10期売上高5430億円目標。 記:2024/10/24
4465 東証スタンダード
1,987
1/24 15:30
+6(%)
時価総額 11,809百万円
業務用洗剤や固形燃料、除菌剤等を手掛けるケミカル事業が主力。乳酸菌発酵食品等のヘルスケア事業も展開。固形燃料で国内トップシェア。ケミカル事業では感染対策用製品を拡販。新製品開発、新業態開拓などに注力。 記:2024/10/24
4716 東証スタンダード
14,460
1/24 15:30
+110(%)
時価総額 1,855,204百万円
米オラクル社の日本法人。クラウドサービス、ライセンスサポートが柱。ハードウェアの販売、導入支援等も手掛ける。データベース管理システムに強み。アライアンス強化推進。東京・大阪データセンターの利用量は順調増。 記:2024/10/29
5333 東証プライム
1,965
1/24 15:30
+7.5(%)
時価総額 612,996百万円
自動車排ガス浄化用部品、センサーの製造・販売を行うエンバイロメント事業が主力。半導体製造装置用製品、NAS電池等も手掛ける。鉄塔用碍子で国内トップシェア。HDD用圧電マイクロアクチュエーターは出荷順調。 記:2024/12/21
6988 東証プライム
2,753.5
1/24 15:30
-12.5(%)
時価総額 1,946,066百万円
1918年創業の高機能材料メーカー。偏光板やフレキシブルプリント基板等のオプトロニクス部門、インダストリアルテープ部門が柱。核酸の受託製造、衛生材料等も。情報機能材料ではハイエンド製品向けに注力。 記:2024/09/02
8174 東証プライム
2,164.5
1/24 15:30
+13(%)
時価総額 244,214百万円
大手ガス販売会社。関東エリア中心にプロパンガス、都市ガスを供給。LPガスの小売りシェアで関東圏トップ。電気事業なども手掛ける。LPガス事業の顧客件数は101万件超。電気事業では新規契約獲得が順調。 記:2024/11/28
8586 東証1部
3,250
3/29 15:00
-210(%)
時価総額 405,688百万円
大手ファイナンス大会社。環境・エネルギー、モビリティ、ライフ、販売金融の4分野の注力し、金融サービスを提供。三菱UFJリースと経営統合へ。21.3期3Q累計はコロナ禍が取扱高に影響も、売電収入が増加した。 記:2021/02/08
8593 東証プライム
1,019
1/24 15:30
-2(%)
時価総額 1,494,783百万円
三菱UFJ系列のリース大手。強固な顧客基盤に強み。21年に日立キャピタルと合併。リース料収入の増加などにより、航空部門は増益。カスタマーソリューション部門は連結除外等で横ばい。M&Aで海外展開加速へ。 記:2024/08/20
9024 東証プライム
3,079
1/24 15:30
+8(%)
時価総額 995,943百万円
私鉄大手の西武鉄道、西武・プリンスホテルズワールドワイドなどを傘下に収める持株会社。都市交通・沿線事業、ホテル・レジャー事業が柱。値上げ効果やインバウンド需要などにより、ホテル・レジャー事業は順調。 記:2024/12/15
9086 東証プライム
8,900
2/22 15:00
±0(%)
時価総額 748,508百万円
大手物流企業。3PL事業、重量品の輸送移設等に強み。23.3期3Qは2桁増収増益。国際物流部門は好調。新規案件の稼働等が寄与。米投資ファンドによるTOBは成立。同社株は23年2月24日付けで上場廃止予定。 記:2023/02/08
9101 東証プライム
4,818
1/24 15:30
+72(%)
時価総額 2,221,098百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。航空運送事業は貨物取扱量が増加、運賃単価は高水準。 記:2024/12/15
9104 東証プライム
5,109
1/24 15:30
+67(%)
時価総額 1,852,288百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。自動車船などは好調。運行費用増が重し。 記:2024/12/23
9107 東証プライム
1,951.5
1/24 15:30
+14.5(%)
時価総額 1,317,598百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。ドライバルクセグメントでは運航コスト削減、配船効率の向上図る。 記:2024/11/27
9143 東証プライム
1,451
1/24 15:30
+3(%)
時価総額 929,212百万円
宅配便大手の佐川急便を中核とする持株会社。飛脚宅配便のデリバリー事業、倉庫や通関等のロジスティクス事業、不動産事業などを手掛ける。新規事業の拡大図る。デリバリー事業では適正運賃収受の取り組み継続。 記:2024/11/08