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自律反発の域は脱せず買い一巡後はこう着感が強まる

2021/2/1 8:11 FISCO
*08:11JST 自律反発の域は脱せず買い一巡後はこう着感が強まる  1日の日本株市場は、先週の大幅な下げに対する自律反発が意識されそうだ。1月29日の米国市場はNYダウが620ドル安と大幅に下落し、節目の3万ドルを割り込んでいる。中国株式相場の下落や一部投機過熱を受けた金融システム安定リスクの上昇が警戒された。証券取引委員会(SEC)が声明を発表、議会が公聴会を開催する計画を発表しても下げ止まらず、神経質な展開が続き、引けにかけては下げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比210円高の27780円。円相場は1ドル104円70銭台で推移している。  シカゴ先物にサヤ寄せする形からギャップアップから始まることになりそうだが、米国市場が不安定な状態であることから、買い一巡後はこう着感が強まりそうである。米国市場では米ロビンフッド・マーケッツを利用する個人投資家「ロビンフッダー」による一部銘柄の急騰であり、空売りしていたヘッジファンド等が手じまいを余儀なくされ、さらに他のポジション圧縮につながっているようである。ファンダメンタルズを無視し市場心理が主導している状況において方向感を掴みづらくさせそうである。  また、決算発表が本格化するなか、コア銘柄の良好な決算が比較的目立つ状況であるが、日替わり物色的にもなっているため積極的にはポジションを取りづらくさせる。決算評価から買い先行で始まったとしても、上昇基調が鈍る場面においては資金の逃げ足は早いと考えられるため、次第に様子見姿勢に向かいやすいだろう。日経平均は先週の下落で25日線を割り込んできているが、同線及び節目の28000円での攻防が続くようだと利益確定の動きを早めやすく、次第に13週線を意識させてくる可能性もあるため早期の回復を見極めたいところでもある。  NT倍率(日経平均÷TOPIX)は先週、最高値水準から調整をみせており、週末には15.30倍を下回っている。支持線として意識されている25日線まで低下してきたこともあり、反転をみせてくるかが注目されそうである。一方でこれを明確に下回ってくるようだとTOPIX型優位の展開からバリュー株への物色が意識されやすいところである。ワクチン接種に向けて動き出してきていることも、バリュー株へ向かわせやすいところであろう。その他、決算発表が本格化しているなかで、決算を手掛かりとした個別対応。 《AK》