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買い一巡後は戻り待ちの売り圧力が警戒される可能性も

2021/1/29 8:18 FISCO
*08:18JST 買い一巡後は戻り待ちの売り圧力が警戒される可能性も  29日の日本株市場は買い先行で始まろうが、その後はこう着感が強まりやすいだろう。28日のNY市場ではNYダウが300ドル高だった。一部投機の過熱を受け、証券取引委員会(SEC)が他の当局とともに進行中の市場動向を監視しているとの声明を出したほか、ペロシ下院議長が議会でも調査を進める方針を示したため、金融市場混乱への警戒感が後退。投機色の後退で投資家の恐怖指数であるVIX指数も低下し、終日堅調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比345円高の28395円。円相場は1ドル104円20銭台で推移している。  シカゴ先物にサヤ寄せする形からギャップアップとなり、前日の下落部分を吸収する格好になりそうである。ただし、昨日の28000円割れで短期的には自律反発が試される水準であり、自律反発は想定線でもあるため、買い一巡後は戻り待ちの売り圧力が警戒される可能性がありそうだ。また、足元で底堅さが意識されていた28500円辺りが昨日の下落によって抵抗として意識されやすく、同水準を明確に上放れてくるかによって、センチメントに影響を与えることになるだろう。  また、日米ともに決算発表が本格化しており、特に指数インパクトの大きいコア銘柄の決算であるため決算内容に振らされやすい。昨日の決算では東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>が評価されやすく、日経平均をけん引してくるかが注目されるところ。また、SOX指数は上昇しているが米アップルは決算での慎重な見通しが嫌気されていることもあり、グロース株への手掛けづらさも警戒されるほか、ややバリューシフトが意識されている状況である。  物色は昨日下げの目立っていた銘柄を中心に自律反発が意識されやすいだろうが、ワクチンに関する報道によってワクチン関連へは短期的な資金が向かいやすい。また、バリューシフトが強まるようだと、足元で強い値動きが続いていたハイテクセクターなどへは、利益確定の流れに向かわせやすいと考えられるため、決算を手掛かりとした日替わり物色のなかでも、全体の資金シフトを見極めたいところである。 《AK》
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6857 東証プライム
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時価総額 5,278,904百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
8035 東証プライム
26,040
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時価総額 12,281,323百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07