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16日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で反発、科創板は2.2%逆行安

2025/1/16 16:48 FISCO
*16:48JST 16日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で反発、科創板は2.2%逆行安 16日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比8.91ポイント(0.28%)高の3236.03ポイントと反発した。 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。米国のインフレ圧力が緩和されたことで、米追加利下げの期待が再び強まり、中国でも金融緩和がしやすくなるとの見方が広がっている。市場関係者らは、今月下旬から始まる春節(旧正月)の大型連休を前に、預金準備率の引き下げなどで当局は資金流動性を高める可能性があると指摘した。ただ、上値は重い。米中対立激化の警戒感が依然としてくすぶっているほか、あす公表される中国指標も気がかり材料となった。17日の取引時間中に、24年のGDP成長率や12月の小売売上高、鉱工業生産などが報告される。指数は徐々に上げ幅を縮小させた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、産金や非鉄、石油、鉄鋼、セメントなど資源・素材の上げが目立つ。中金黄金(600489/SH)が2.8%高、紫金鉱業集団(601899/SH)が2.5%高、中国アルミ(601600/SH)が5.0%高、洛陽モリブデン(603993/SH)が2.9%高、中国海洋石油(600938/SH)が2.5%高、中国石油天然気(601857/SH)が1.6%高、新疆八一鋼鉄 (600581/SH) が3.8%高、安陽鋼鉄(600569/SH) が1.1%高、北京金隅集団(601992/SH)が1.8%高、安徽海螺セメント(600585/SH)が1.4%高で引けた。 銀行株もしっかり。江蘇銀行(600919/SH)が2.4%、中国建設銀行(601939/SH)と重慶農村商業銀行(601077/SH)がそろって1.7%、成都銀行(601838/SH)が1.5%ずつ上昇した。通信ネットワーク株、インフラ建設株、空運株なども買われている。 半面、半導体株はさえない。半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が5.9%、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が3.5%、半導体材料の有研新材(600206/SH)が1.0%ずつ下落した。新興ハイテク株も急落し、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」が2.2%逆行安している。そのほか、海運株、公益株、医薬株、消費関連株も売られた。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.13ポイント(0.43%)高の262.30ポイント、深センB株指数が2.79ポイント(0.23%)高の1194.84ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》