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27日の中国本土市場概況:上海総合1.1%高で3日ぶり反発、発電設備が高い

2024/5/27 16:50 FISCO
*16:50JST 27日の中国本土市場概況:上海総合1.1%高で3日ぶり反発、発電設備が高い 週明け27日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比35.17ポイント(1.14%)高の3124.04ポイントと3日にぶりに反発した。 自律反発狙いの買いが相場を支える流れ。上海総合指数はこのところ急ピッチに下落し、約1カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいた。中国経済指標の改善もプラス。寄り付き後に公表された4月の工業企業利益は前年同月比で4.0%増となり、3月の3.5%減から上向いた。ただ、上値は限定的。西側諸国と中国の関係悪化が懸念され、指数は安く推移する場面もみられた。主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は25日に閉幕し、「中国製品の過剰供給が貿易相手国の経済を損ねている」と中国を批判する共同声明を採択している。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、発電設備の上げが目立つ。国電南京自動化(600268/SH)がストップ高。北京四方継保自動化(601126/SH)が5.0%、東方電気(600875/SH)が5.0%、河南平高電気(600312/SH)が4.3%ずつ上昇した。 化学工業株もしっかり。広西華錫有色金属(600301/SH)が7.5%高、山西華陽新材料(600281/SH)が4.2%高、浙江万盛股(603010/SH)が2.5%高で取引を取引を終えた。電子部品株、石炭関連株、水道・ガス供給株、家電株の一角なども買われている。 半面、紡織機械株はさえない。 上工申貝集団(600843/SH)が8.0%、西安標準工業(600302/SH)が0.2%ずつ下落した。印刷・包装株、ガラス株も売られている。 外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.93ポイント(0.77%)高の253.74ポイント、深センB株指数が5.49ポイント(0.49%)高の1131.51ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》