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21日の香港市場概況:ハンセン1.6%高で続伸、龍湖9.5%上昇

2024/2/21 18:21 FISCO
*18:21JST 21日の香港市場概況:ハンセン1.6%高で続伸、龍湖9.5%上昇 21日の香港市場は、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比255.59ポイント(1.57%)高の16503.10ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が123.55ポイント(2.24%)高の5642.78ポイントと続伸した。ハンセン指数は1月5日以来、約1カ月半ぶりの高値水準を回復している。売買代金は1224億4420万香港ドルに拡大した(20日は769億6140万香港ドル)。 中国の政策動向が好感される流れ。中国経済の先行き不安が根強い中、当局は景気支援スタンスを継続している。20日公表された中国の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、住宅ローン金利の指標となる5年物LPRは4.20→3.95%と予想(4.10%)以上に引き下げられた。ほか、住宅都市農村建設部は20日、全国29省214都市で「不動産融資協調体制」が組まれ、デベロッパーの資金調達を支援する「ホワイトリスト」が商業銀行に相次いで提出されたと発表している。また、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕3月5日が視野に入ってきたことで、追加の経済支援策に対する期待感も高まった。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が9.5%高、香港大手行の恒生銀行(11/HK)が9.1%高、保険事業で中国2位の中国平安保険(2318/HK)が6.4%高と上げが目立っている。恒生銀行については、昼に報告した通期決算の6割増益が刺激材料。後場に入り上げ幅を広げた。 セクター別では、中国の不動産が高い。上記した龍湖集団のほか、世茂集団HD(813/HK)が10.4%、合景泰富地産HD(1813/HK)が6.6%、融創中国HD(1918/HK)が4.0%、旭輝(884/HK)が3.5%ずつ上昇した。 自動車セクターもしっかり。長城汽車(2333/HK)が4.3%高、理想汽車(2015/HK)が4.1%高、浙江零ホウ科技(9863/HK)が3.1%高、比亜迪(1211/HK)が2.3%高で引けた。 中国の保険・銀行セクターも物色される。上述した中国平安保険のほか、新華人寿保険(1336/HK)が5.2%高、中国人寿保険(2628/HK)が4.7%高、招商銀行(3968/HK)が5.4%高、交通銀行(3328/HK)が2.4%高、中国工商銀行(1398/HK)が2.3%高で取引を終えた。 一方、本土市場は6日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.97%高の2950.96ポイントで取引を終了した。不動産株が高い。消費関連株、金融株、素材株、インフラ関連株、医薬株、エネルギー株、運輸株、半導体株なども買われた。半面、発電株の一角は安い。メディア・娯楽株、通信株も売られた。 亜州リサーチ(株) 《NH》