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31日の香港市場概況:ハンセン1.7%安で3日ぶり反落、中国景況感が悪化

2023/10/31 18:00 FISCO
*18:00JST 31日の香港市場概況:ハンセン1.7%安で3日ぶり反落、中国景況感が悪化 31日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比293.88ポイント(1.69%)安の17112.48ポイントと3日ぶりに反落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が98.59ポイント(1.65%)安の5861.74ポイントと続落した。売買代金は846億5190万香港ドルとなっている(30日は924億7170万香港ドル)。 中国景況感の悪化が嫌気される流れ。朝方公表された10月の中国製造業PMIは49.5に低下し、景況判断の境目となる50を再び割り込んだ。予想外の縮小を受け、景気懸念が改めて広がっている。米金融政策も気がかり。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果は、11月1日(日本時間2日未明)に公表される予定だ。指数は下げ幅を徐々に広げている。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が5.4%安、パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(992/HK)が5.3%安、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が5.2%安と下げが目立った。 セクター別では、自動車セクターが安い。浙江零ホウ科技(9863/HK)が15.8%、長城汽車(2333/HK)が5.7%、比亜迪(BYD:1211/HK)が3.6%、理想汽車(2015/HK)が3.4%ずつ下落した。BYDが報告した7〜9月期決算は8割増益と好調だったものの、自社ガイダンス並みだったことで、これを好感する買いは限定されている。 中国不動産セクターもさえない。世茂集団HD(813/HK)が5.2%安、融創中国HD(1918/HK)が4.7%安、合景泰富集団HD(1813/HK)と雅居楽集団HD(3383/HK)がそろって3.8%安で引けた。 半導体セクターも売られる。ASMPT(522/HK)が4.7%安、晶門半導体(2878/HK)が4.5%安、中芯国際集成電路製造(981/HK)が3.5%安、華虹半導体(1347/HK)が2.8%安と値を下げた。 他の個別株動向では、リチウム電池素材メーカーの江西カン鋒リ業(1772/HK)が12.2%安。1〜9月期の6割減益が売り材料視された。 一方、本土市場は6日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.09%安の3018.77ポイントで取引を終了した。ハイテク株が安い。自動車株、素材株、インフラ関連株、医薬株なども売られた。半面、金融株は高い。公益株、不動産株、エネルギー株、空運株、食品・酒造株の一角も買われた。 亜州リサーチ(株) 《CS》