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16日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で続落、ハイテク株に売り

2023/10/16 16:56 FISCO
*16:56JST 16日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で続落、ハイテク株に売り 週明け16日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比14.29ポイント(0.46%)安の3073.81ポイントと続落した。 経済成長の鈍化を警戒した売りが継続する流れ。先週公表された中国指標では、9月の物価統計と金融統計が下振れし、貿易統計で輸出入の縮小傾向が続いている。中東情勢の緊迫化も不安視。中国が掲げる広域経済圏の「一帯一路」戦略では、中東地区も重要なハブとなっているだけに、経済に対する悪影響が危惧されている。ただ、下値は限定的。「中国当局が本土株相場の下支えに動く」との期待感が根強い中、指数は朝方、小高くスタートしている。外電が13日、消息筋情報として伝えたところによれば、株式相場を下支えするため、中国政府は総額数千億人民元規模に上る株価安定化ファンドの創設を検討しているもようだ。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が2.8%安、IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が2.7%安、LED部材トップメーカーの三安光電(600703/SH)と産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)がそろって2.6%安、フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)が2.2%安で引けた。 酒造・食品株も安い。舎得酒業(600702/SH)が5.1%、山西杏花村フェン酒(600809/SH)が1.5%、貴州茅台酒(600519/SH)が1.2%、仏山市海天調味食品(603288/SH)が7.9%、桃李面包(603866/SH)が2.8%ずつ下落した。 不動産株もさえない。保利地産(600048/SH)と新城控股集団(601155/SH)がそろって2.8%安、金地集団(600383/SH)が2.2%安、緑地HD(600606/SH)が1.5%安と値を下げた。医薬株、素材株、メディア・娯楽株、金融株の一角なども売られている。 半面、エネルギー関連株は高い。中海油田服務(601808/SH)が3.4%、中国神華能源(601088/SH)が2.1%、中国石油天然気(601857/SH)が1.7%ずつ上昇した。そのほか、タンカーの中遠海運能源運輸(600026/SH)がストップ(10.0%)高、招商局能源運輸(601872/SH)が6.4%高で取引を終えている。公益株、自動車株も買われた。 外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.64ポイント(1.99%)安の228.83ポイント、深センB株指数が12.49ポイント(1.15%)安の1072.64ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》