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4日の香港市場概況:ハンセン2.5%高で3日ぶり反発、中国不動産株相場けん引

2023/9/4 18:00 FISCO
*18:00JST 4日の香港市場概況:ハンセン2.5%高で3日ぶり反発、中国不動産株相場けん引 連休明け4日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比462.10ポイント(2.51%)高の18844.16ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が201.03ポイント(3.17%)高の6533.45ポイントとそろって3日ぶりに反発した。売買代金は1526億8750万香港ドルに拡大している(8月31日は1365億4210万香港ドル)。 中国当局の景気支援スタンスが好感される流れ。北京市、上海市の当局は1日、住宅ローン規制の緩和を発表し、「認房不認貸」制度の導入を明らかにした。「認房不認貸」とは、過去に住宅ローンを組んでいた場合でも、現時点で自分名義の不動産を持っていなければ、1軒目の住宅ローン頭金比率や優遇金利が適用される制度。広東省の広州市、深セン市などに続く動きとなる。また、それより先、中国人民銀行(中央銀行)と国家金融監督管理総局は8月31日、頭金比率や金利の引き下げなど住宅ローン規制の一部緩和を発表している。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、本土不動産の上げが目立つ。碧桂園HD(2007/HK)が14.6%高、華潤置地(1109/HK)が10.0%高、龍湖集団HD(960/HK)が8.4%高、中国海外発展(688/HK)が8.3%高で引けた。相次ぐ規制緩和を受け、前週末の上海と北京では、物件販売が早くも大幅に増加したと伝わっている。 石炭・石油セクターも高い。エン鉱能源集団(1171/HK)が9.9%、中国中煤能源(1898/HK)が5.6%、中国神華能源(1088/HK)が3.5%、中国石油天然気(857/HK)が3.7%、中国海洋石油(883/HK)が3.4%ずつ上昇した。 ゼネコンや素材(セメント、鉄鋼、非鉄)などインフラ建設関連もしっかり。中国鉄建(1186/HK)が4.9%高、中国中鉄(390/HK)が4.6%高、中国建材(3323/HK)が10.0%高、安徽海螺水泥(914/HK)が6.7%高、鞍鋼(347/HK)と馬鞍山鋼鉄(323/HK)がそろって7.5%高、中国アルミ(2600/HK)が14.2%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が9.6%高と値を上げた。 中国金融セクターも物色される。招商銀行(3968/HK)が8.9%高、中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が4.9%高、中国人寿保険(2628/HK)が8.1%高、中国平安保険(2318/HK)が6.7%高、中信証券(6030/HK)と華泰証券(6886/HK)がそろって3.7%高で取引を終えた。 一方、本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.40%高の3177.06ポイントで取引を終了した。金融株が高い。不動産株、エネルギー株、インフラ関連株、素材株、消費関連株、運輸株、ハイテク株なども買われた。 亜州リサーチ(株) 《CS》