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22日の香港市場概況:ハンセン1.0%高で8日ぶり反発、自動車セクターに買い

2023/8/22 18:00 FISCO
*18:00JST 22日の香港市場概況:ハンセン1.0%高で8日ぶり反発、自動車セクターに買い 22日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比167.72ポイント(0.95%)高の17791.01ポイントと8日ぶり、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が66.95ポイント(1.11%)高の6097.59ポイントと3日ぶりにそれぞれ反発した。売買代金は1022億6660万香港ドルとなっている(21日は1085億4310万香港ドル)。 自律反発狙いの買いが先行する流れ。ハンセン指数はこのところ連日で急落し、足元で昨年11月28日以来の安値水準に達していた。米ハイテク株高も支え。米半導体大手の業績期待が強まる中、昨夜の米市場ではナスダック指数が1.6%高と5日ぶりに反発している。ただ、上値は限定的。米長期金利の上昇や、中国景気の先行き不安が重しだ。指数は安く推移する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、自動車ディーラー大手の中升集団HD(881/HK)が5.9%高、江蘇省拠点の翰森製薬集団(3692/HK)が4.5%高、産金で中国最大手の紫金鉱業集団(2899/HK)が4.1%高と上げが目立った。 セクター別では、自動車が高い。小鵬汽車(9868/HK)が5.0%、理想汽車(2015/HK)が3.1%、華晨中国汽車HD(1114/HK)が2.5%、蔚来集団(9866/HK)が2.4%ずつ上昇した。小鵬汽車に関しては、独フォルクスワーゲン(VW)との資本・業務提携が財務改善につながるとして、ブローカー各社の強気見通しも支援材料となっている。 半導体セクターもしっかり。ASMPT(522/HK)が4.6%高、上海復旦微電子集団(1385/HK)が3.5%高、華虹半導体(1347/HK)が2.5%高、中芯国際集成電路製造(981/HK)が2.3%高で引けた。 中国証券セクターも物色される。中信証券(6030/HK)が4.5%高、中信建投証券(6066/HK)が3.5%高、華泰証券(6886/HK)が2.3%高、国聯証券(1456/HK)が2.2%高と値を上げた。 一方、本土市場は3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.88%高の3120.33ポイントで取引を終了した。金融株が高い。通信株、エネルギー株、ハイテク株、素材株、軍事関連株、不動産株、メディア・娯楽株なども買われた。半面、医薬品株は安い。運輸株や酒造・食品株の一角も売られた。 亜州リサーチ(株) 《CS》