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7日の香港市場概況:ハンセン0.01%安で小反落、医薬品セクター急落
2023/8/7 18:00
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*18:00JST 7日の香港市場概況:ハンセン0.01%安で小反落、医薬品セクター急落 週明け7日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比1.54ポイント(0.01%)安の19537.92ポイントと反落する一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は1.73ポイント(0.03%)高の6734.31ポイントと続伸した。売買代金は789億7930万香港ドルに縮小している(4日は1144億1320万香港ドル)。 様子見ムードが漂う流れ。中国では今週から7月経済指標の発表が相次ぐ予定だ。8日に貿易統計、9日に物価統計、15日に鉱工業生産や小売売上高、中期貸出ファシリティ(MLF)金利など。金融統計も15日までに公表される。内容を見極めたいとするスタンスが積極的な売買を手控えさせた。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、江蘇省拠点の翰森製薬集団(3692/HK)が10.0%安、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が7.7%安、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が7.3%安と下げが目立った。 セクター別では、医薬品が安い。上記した翰森製薬のほか、百済神州(6160/HK)が7.4%、中国神威薬業集団(2877/HK)が5.5%、康希諾生物(6185/HK)が5.2%ずつ下落した。産業統制の強化が警戒される。「中国で医薬品業界を対象とした『反腐敗キャンペーン』が全面的に始動した」などと報じられた。 中国の保険・証券セクターもさえない。新華人寿保険(1336/HK)が4.6%安、中国太平洋保険集団(2601/HK)が2.4%安、中国人寿保険(2628/HK)が2.2%安、中信証券(6030/HK)が2.1%安、海通証券(6837/HK)が1.6%安で引けた。 半面、石油・石炭セクターは高い。中国海洋石油(883/HK)が2.6%、中国石油天然気(857/HK)が1.8%、中国石油化工(386/HK)が1.6%、エン鉱能源集団(1171/HK)が2.0%、中国神華能源(1088/HK)が1.8%ずつ上昇した。 発電セクターもしっかり。華能国際電力(902/HK)が2.5%高、中国電力国際発展(2380/HK)が1.7%高、華電国際電力(1071/HK)が1.1%高、電能実業(6/HK)が2.0%高、中電HD(2/HK)が1.2%高で取引を終えた。香港電力大手の中電に関しては、中間決算の黒字転換も材料視されている。 なお、本日は半導体ファウンドリー中国大手の華虹半導体(688347/SH、1347/HK)が上海のハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」に重複上場。本土市場では公募比2.0%高と上昇したが、材料出尽くし感が広がった香港では11.0%安と急落した。 一方、本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.59%安の3268.83ポイントで取引を終了した。医薬品株が安い。不動産株、金融株、消費関連株、素材株、運輸株、インフラ関連株なども売られた。 亜州リサーチ(株) 《CS》
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