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17日の香港市場概況:ハンセン1.7%高で3日続伸、保険・証券セクターに買い

2023/4/17 18:12 FISCO
*18:12JST 17日の香港市場概況:ハンセン1.7%高で3日続伸、保険・証券セクターに買い 週明け17日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比343.64ポイント(1.68%)高の20782.45ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が141.76ポイント(2.05%)高の7056.16ポイントとそろって3日続伸した。ハンセン指数は終値で、約2カ月ぶりの高値水準を回復している。売買代金は1365億7930万香港ドルに拡大した(14日は1083億6390万香港ドル)。 中国景気の持ち直しが相場を支える流れ。今月に入り報告された中国経済指標では、製造業PMIや貿易、金融などで予想を上回る内容が相次いでいる。また、当局は景気回復の腰折れを防ぐため、経済対策を強めるとの観測も根強い状況だ。なお、国家統計局はあす18日、第1四半期のGDP成長率や3月の各種経済統計(小売売上高や鉱工業生産)を公表する。本土株が高値引けする中、香港の各指数も終盤にかけて一段高となった。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、パソコン(PC)世界大手の聯想集団(992/HK)が5.8%高、石油グループ大手の中国石油天然気(857/HK)が4.9%高、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が4.7%高と上げが目立った。 セクター別では、中国の保険・証券が高い。中国人寿保険(2628/HK)と中国平安保険(2318/HK)がそろって3.8%、新華人寿保険(1336/HK)が3.4%、華泰証券(6886/HK)が5.0%、広発証券(1776/HK)が4.7%ずつ上昇した。 自動車セクターも急伸。小鵬汽車(9868/HK)が12.5%高、蔚来集団(9866/HK)が6.4%高、長城汽車(2333/HK)が6.0%高、理想汽車(2015/HK)が5.6%高で引けた。 海運・空運セクターもしっかり。東方海外(316/HK)が3.8%高、海豊国際HD(1308/HK)が2.6%高、中国国際航空(753/HK)が4.8%高、中国南方航空(1055/HK)が3.9%高と値を上げた。 ゼネコンやプラント建設、エンジニアリングなどインフラ建設関連も物色される。中国中鉄(390/HK)が5.0%高、中国交通建設(1800/HK)が3.3%高、中国鉄建(1186/HK)が2.9%高、中リョ国際工程(2068/HK)が31.1%高、中国冶金科工(1618/HK)が2.3%高で取引を終えた。 他の個別株動向では、白物家電大手の海信家電集団(921/HK)が22.8%高。1〜3月期決算の利益倍増見通しが材料視された。 半面、建材セクターはさえない。中国建材(3323/HK)が7.8%、華潤水泥HD(1313/HK)が2.1%、安徽海螺水泥(914/HK)が1.5%ずつ下落した。中国建材については、1〜3月期決算の赤字転落見通しが失望されている。 そのほか、人工知能(AI)関連企業の商湯集団(20/HK)が4.1%安。ソフトバンクグループ(SBG:9984/東証)が保有する商湯集団株を引き続き売却している――と伝わったことが嫌気された。 一方、本土市場も続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.42%高の3385.61ポイントで取引を終了した。エネルギーや金融の大型株が相場けん引。インフラ関連株、素材株、公益株、運輸株、医薬品株、不動産株なども買われた。半面、ハイテク株は安い。メディア関連株も売られた。 亜州リサーチ(株) 《CS》