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20日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で反落、通信株に売り

2023/3/20 17:11 FISCO
*17:11JST 20日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で反落、通信株に売り 外部環境の不透明感が重しとなる流れ。欧米の金融システム不安が依然としてくすぶっているほか、今週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が気がかり材料となった。米金利動向によっては、世界経済の成長が鈍化すると懸念されている。もっとも、下値は限定的。中国の景気テコ入れスタンスを支えに、指数は小高く推移する場面もみられた。中国人民銀行(中央銀行)は17日、預金準備率を0.25%引き下げると発表。27日付で実施する。朝方公表された3月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、予想通り1年物と5年物がそれぞれ7カ月連続で据え置き。ただ、市場には、特に住宅ローン金利の指標となる5年物LPRについて、今年上半期中の引き下げ余地が残るとの見方も出ている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、通信・ネットワーク関連の下げが目立つ。中国電信(601728/SH)が9.9%安、中国聯通(600050/SH)が9.6%安、中国移動(600941/SH)が9.0%安、中国衛通(601698/SH)が7.4%安で引けた。 医薬品株も安い。広州白雲山医薬集団(600332/SH)が5.0%、北京同仁堂(600085/SH)が3.3%、上海医薬集団(601607/SH)が2.8%、ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が2.1%ずつ値を下げた。 酒造・食品株もさえない。重慶ビール(600132/SH)が2.4%安、青島ビール(600600/SH)が2.1%安、北京三元食品(600429/SH)が2.7%安、内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が1.1%安と下落している。エネルギー株、公益株、不動産株、素材株、空運株、保険・証券株なども売られた。 半面、ITハイテク株は物色される。産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が9.5%高、光ファイバー製造の江蘇亨通光電(600487/SH)が7.7%高、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が6.0%高、インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が4.1%高で取引を終えた。銀行株、自動車株、インフラ建設関連株の一角も買われている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.47ポイント(0.85%)安の288.29ポイント、深センB株指数が5.10ポイント(0.44%)安の1167.20ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》