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22日の香港市場概況:ハンセン0.5%安で続落、テック指数は1.4%下落

2023/2/22 18:00 FISCO
*18:00JST 22日の香港市場概況:ハンセン0.5%安で続落、テック指数は1.4%下落 22日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比105.65ポイント(0.51%)安の20423.84ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が92.31ポイント(1.33%)安の6832.76ポイントとそろって続落した(ハンセン指数は約1カ月半ぶりの安値水準)。売買代金は1146億720万香港ドルとなっている(21日は1111億7650万香港ドル)。 米金利高が嫌気される流れ。昨夜の米債券市場では、長期金利の指標となる10年債利回りが一時、昨年11月以来の水準に達した。米国ではこのところ、インフレ高止まりを示唆する経済指標が相次いでいる。米連邦準備理事会(FRB)は積極的な利上げを継続する――との見方も一段と強まった。ただ、下値は限定的。香港の予算案開示が材料視されている。香港の陳茂波(ポール・チャン)財政長官は22日、次年度(2023/24年)予算案演説の中で、景気テコ入れのため、赤字財政を継続すると述べた(エコノミストの多くは小幅黒字を予想していた)。香港住民を対象とした消費クーポンは、前年からは半減するものの、今年も配布される。域内経済対策に対する不透明感が後退し、ハンセン指数は香港銘柄の物色で一時プラス圏に浮上した。(亜州リサーチ編集部) 「ニューエコノミー」関連銘柄に売りが先行し、ハンセン科技(テック)指数は1.4%安。個別では、新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(9868/HK)が3.6%安、データセンター開発・運営の万国数拠HD(9698/HK)が3.1%安、中国Eコマース大手の京東集団(9618/HK)が3.0%安と下げが目立った。 医薬品・医療機器セクターも安い。緑葉製薬集団(2186/HK)が2.7%、薬明生物技術(2269/HK)と百済神州(6160/HK)がそろって2.1%、コン博医療HD(2216/HK)が2.5%、微創医療科学(853/HK)が1.3%ずつ下落した。 中国発電セクターもさえない。華電国際電力(1071/HK)が3.3%安、中国電力国際発展(2380/HK)が3.1%安、華能国際電力(902/HK)が2.3%安、華潤電力HD(836/HK)が1.9%安と値を下げた。 管理サービスやデベロッパーの中国不動産セクターも売られる。融創服務HD(1516/HK)が4.5%安、世茂服務HD(873/HK)が3.6%安、雅居楽雅生活服務(3319/HK)が2.7%安、雅居楽集団HD(3383/HK)が3.0%安、旭輝HD(884/HK)が1.9%安で引けた。 半面、香港拠点の不動産や金融は物色される。九龍倉置業地産投資(1997/HK)が2.0%、恒基兆業地産(12/HK)が1.6%、新鴻基地産発展(16/HK)が0.8%、HSBC(5/HK)が5.3%、恒生銀行(11/HK)が2.7%、中銀香港(2388/HK)が2.0%ずつ上昇した。 一方、本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.47%安の3291.15ポイントで取引を終了した。素材株が安い。消費関連株、通信株、金融株、ハイテク株、不動産株、公益株、エネルギー株、半導体なども売られた。半面、軍事関連株は買われている。 亜州リサーチ(株) 《CS》