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*17:11JST 21日の中国本土市場概況：上海総合0.5％高で続伸、素材株に買い 21日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比16.19ポイント（0.49％）高の3306.52ポイントと続伸した。昨年7月以来、約7カ月ぶりの高値水準を回復している。 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国人民銀行（中央銀行）が資金供給を継続していることに加え、全国人民代表大会（全人代、国会に相当）の開幕（3月5日）が視野に入ってきたことも意識された。景気テコ入れに向け、各種方針が打ち出されると見込まれている。ただ、上値は限定的。米金融引き締めの長期化や、米中関係の悪化などが不安材料としてくすぶっている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、素材の上げが目立つ。鉄鋼の新疆八一鋼鉄 (600581/SH) が5.2％高、レアアースの中国北方稀土（600111/SH）が4.4％高、非鉄の洛陽モリブデン（603993/SH）が3.3％高、化学品の万華化学集団（600309/SH）が2.7％高、セメントの華新水泥（600801/SH）が1.2％高で引けた。 エネルギー株もしっかり。エン鉱能源（600188/SH）が3.3％、海洋石油工程（600583/SH）が2.8％、中海油能源発展（600968/SH）が2.2％、中国中煤能源（601898/SH）と陝西煤業（601225/SH）がそろって1.8％ずつ上昇した。金融株、不動産株、公益株、自動車株、海運株、軍事関連株なども買われている。 半面、酒造株は安い。舎得酒業（600702/SH）が2.4％、山西杏花村フェン酒（600809/SH）が1.9％、重慶ビール（600132/SH）が1.2％ずつ下落した。医薬品株、空運株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.79ポイント（0.27％）高の299.31ポイント、深センB株指数が0.36ポイント（0.03％）高の1234.90ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株） 《CS》