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15日の香港市場概況:ハンセン1.4%安で4日続落、中国不動産セクターに売り

2023/2/15 18:00 FISCO
*18:00JST 15日の香港市場概況:ハンセン1.4%安で4日続落、中国不動産セクターに売り 15日の香港市場トは、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比301.59ポイント(1.43%)安の20812.17ポイントと4日続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も92.28ポイント(1.30%)安の7018.14ポイントと続落した。ハンセン指数は約1カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。売買代金は1123億1290万香港ドルにやや拡大した(14日は976億7060万香港ドル)。 外部環境の不透明感が嫌気される流れ。昨夜の米債券市場では、10年債利回りが2年債利回りを下回る逆イールド(景気後退の前兆とされる)が拡大した。米インフレ高止まりを受け、金融引き締めが長期化するとの見方も広がっている。対米ドルの香港ドル安進行もマイナス。資金流出が懸念された。足もとでは、香港金融管理局(HKMA)が香港ドル買い・米ドル売り介入を連日で実施している。中国景気の早期持ち直し期待などで指数はプラスでスタートしたものの、程なくマイナスに転じた。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が5.7%安、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が5.6%安、電動工具メーカー大手の創科実業(669/HK)が5.5%安と下げが目立った。 セクター別では、管理サービスやデベロッパーの中国不動産が安い。上記した碧桂園服務や碧桂園のほか、融創服務HD(1516/HK)が5.4%、世茂服務HD(873/HK)が4.0%、中国海外発展(688/HK)が4.6%、富力地産(2777/HK)が4.2%ずつ下落した。 医療・医薬関連も急落。京東健康(6618/HK)が4.6%安、平安健康医療科技(1833/HK)が4.3%安、阿里健康信息技術(241/HK)が4.2%安、緑葉製薬集団(2186/HK)が9.7%安、翰森製薬集団(3692/HK)が2.9%安で引けた。 中国の保険・証券セクターもさえない。新華人寿保険(1336/HK)が3.3%安、中国人寿保険(2628/HK)が3.1%安、中信建投証券(6066/HK)が2.7%安、広発証券(1776/HK)が2.4%安と値を下げた。 海上輸送や港湾、物流の運輸セクターも売られる。東方海外(316/HK)が3.8%安、太平洋航運集団(2343/HK)が3.5%安、招商局港口HD(144/HK)と中遠海運港口(1199/HK)がそろって2.3%安、京東物流(2618/HK)が5.0%安、嘉里物流聯網(636/HK)が3.7%安で取引を終えた。 一方、本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.39%安の3280.49ポイントで取引を終了した。不動産株が安い。金融株、医薬品株、エネルギー株、消費関連株、公益株、運輸株なども売られた。半面、ハイテク株は高い。通信・メディア株、軍事関連株の一角も買われた。 亜州リサーチ(株) 《CS》