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17日の中国本土市場概況:上海総合0.1%安で4日ぶり反落、医薬品株に売り

2023/1/17 17:10 FISCO
*17:10JST 17日の中国本土市場概況:上海総合0.1%安で4日ぶり反落、医薬品株に売り 17日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比3.35ポイント(0.10%)安の3224.25ポイントと4日ぶりに反落した。 売り圧力が意識される流れ。上海総合指数は前日まで急ピッチに上昇し、足もとで約4カ月ぶりの高値水準を回復していた。中国の人口減も不安材料としてくすぶる。中国の総人口は2022年末時点で14億1175万人となり、前年末比で85万人の減少。複数メディアによると、人口減は1961年以来、61年ぶりとなる。経済成長の鈍化につながると懸念された。一方、取引時間中に公表された中国経済指標はそれほど悪い内容ではない。注目の2022年中国国内総生産(GDP)成長率は前年比3.0%となり、市場予想(2.7%)を上回っている。ほか、12月の小売売上高は前年同月比で1.8%減少したが、マイナス幅は、市場予想(9.0%減)と11月実績(5.9%減)から大幅に縮小した。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、医薬品の下げが目立つ。薬明康徳(603259/SH)が2.6%安、人福医薬集団(600079/SH)が2.4%安、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が2.2%安、健民薬業集団(600976/SH)が1.6%安で引けた。 消費関連株も安い。スーパーの永輝超市(601933/SH)が2.0%、酒造の山西杏花村フェン酒(600809/SH)が1.9%、自動車の北汽福田汽車(600166/SH)が1.6%、食品の光明乳業 (600597/SH)が1.3%ずつ下落した。 保険株もさえない。中国人寿保険(601628/SH)が3.6%安、中国太平洋保険(601601/SH)が1.4%安、中国平安保険(601318/SH)が1.1%安で取引を終えた。公益株、エネルギー株、空運株なども売られている。 半面、ハイテク株はしっかり。パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が3.9%、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)とディスプレイ基幹部品の彩虹顕示器件(600707/SH)がそろって3.0%、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が1.2%ずつ上昇した。銀行・証券株、不動産株、軍事関連株も買われている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.96ポイント(0.33%)高の292.68ポイント、深センB株指数が3.89ポイント(0.33%)高の1198.19ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》