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20日の香港市場概況:ハンセン1.4%安で続落、百度は8.1%安で上場来安値

2022/10/20 18:00 FISCO
*18:00JST 20日の香港市場概況:ハンセン1.4%安で続落、百度は8.1%安で上場来安値 20日の香港市場は、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比231.06ポイント(1.40%)安の16280.22ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が85.49ポイント(1.53%)安の5512.30ポイントとそろって続落した。売買代金は1267億7570万香港ドルに拡大している(19日は847億5120万香港ドル)。 内外環境の不透明感が投資家心理の重しとなる流れ。世界的なインフレ懸念の高まりを踏まえ、欧米の金融当局は積極的な利上げを続けるとの見方が広がっている。19日の米債券市場では、長期金利の指標となる10年債利回りが約14年ぶり、米政策金利見通しの影響をより受けやすい2年債利回りは約15年ぶりの高水準に達した。中国国内では、経済停滞が懸念されている。中国当局が新型コロナウイルス感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を持続する中、本土の一部地域では行動抑制など防疫措置が強化される状況だ。(亜州リサーチ編集部) 「ネット」銘柄に売りが先行。ハンセン科技(テック)指数は2.4%安と他の指数をアンダーパフォームした。個別では、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)とオンラインゲーム大手の網易(9999/HK)がそろって8.6%安、インターネット検索の百度集団(9888/HK)が8.1%安と下げが目立っている。百度は上場来安値を更新した。 自動車セクターも安い。蔚来集団(9866/HK)が5.7%、吉利汽車HD(175/HK)が4.9%、小鵬汽車(9868/HK)が4.6%、理想汽車(2015/HK)が4.3%ずつ下落した。 海運セクターもさえない。東方海外(316/HK)が6.4%安、太平洋航運集団(2343/HK)が5.3%安、海豊国際HD(1308/HK)が5.0%安、中遠海運HD(1919/HK)が2.3%安と値を下げた。 中国発電セクターも売られる。華電国際電力(1071/HK)が8.4%安、華能国際電力(902/HK)が4.5%安、華潤電力HD(836/HK)が4.2%安、中国電力国際発展(2380/HK)が3.9%安で取引を終えた。 半面、空運セクターはしっかり。中国国際航空(753/HK)が3.3%高、中国東方航空(670/HK)が2.2%高、中国南方航空(1055/HK)が1.9%高と値を上げた。中国本土では、渡航制限が緩和される見通し。外電は20日午後、「中国が新型コロナウイルス水際対策の緩和を検討しているもよう」などと伝えた。 一方、本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.31%安の3035.05ポイントで取引を終了した。発電株が安い。石炭株、不動産株、消費関連株、素材株、エネルギー株、銀行・保険株なども売られた。半面、ハイテク株は高い。証券株、空運株、軍事関連株の一角も買われた。 亜州リサーチ(株) 《FA》