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19日の香港市場概況:ハンセン2.4%安で4日ぶり反落、テック指数4.2%下落
2022/10/19 18:00
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*18:00JST 19日の香港市場概況:ハンセン2.4%安で4日ぶり反落、テック指数4.2%下落 19日の香港市場は、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比403.30ポイント(2.38%)安の16511.28ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が158.52ポイント(2.75%)安の5597.79ポイントとそろって4日ぶりに反落した。売買代金は847億5120万香港ドルに縮小している(18日は997億5630万香港ドル)。 中国経済の先行き不透明感が意識される流れ。中国当局が新型コロナウイルス感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を持続する中、本土の一部地域では行動抑制など防疫措置が強化されている。人民元安の動きも不安視。米10年債利回りは19日も節目の4.0%を超えて推移し、外国為替市場ではオフショア人民元が再び元安方向に進んでいる。また、香港政府トップの李家超・行政長官は19日、就任後初となる施政報告(施政方針演説)を実施。内容に失望した売りが広がり、引けにかけて一段安となった。(亜州リサーチ編集部) 「ニューエコノミー」関連銘柄に売りが先行。ハンセン科技(テック)指数は4.2%安と他の指数をアンダーパフォームした(構成銘柄30のうち下落28)。個別では、新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(9868/HK)が9.5%安、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が7.4%安、家電メーカー中国大手の海爾智家(6690/HK)が7.3%安と下げが目立った。 香港不動産セクターも急落。新世界発展(17/HK)が7.7%安、新鴻基地産発展(16/HK)と九龍倉置業地産投資(1997/HK)がそろって3.6%安と値を下げた。不動産市場の活性化期待が後退。上述した施政報告で示された不動産対策は、期待外れの内容だった。 スポーツ用品関連も安い。李寧(2331/HK)が6.4%、特歩国際(1368/HK)が5.3%、安踏体育用品(2020/HK)が3.3%ずつ下落した。今年下半期の販売状況について、安踏体育は慎重な見方を示している。業界全体の販売不振が連想された。 マカオ・カジノもさえない。永利澳門(1128/HK)が7.3%安、新濠国際発展(200/HK)が6.8%安、美高梅中国HD(2282/HK)が6.4%安、澳門博彩HD(880/HK)が3.4%安で引けた。 医薬品セクターも売られる。薬明生物技術(2269/HK)が6.3%安、康希諾生物(6185/HK)が5.9%安、四環医薬HD集団(460/HK)が4.9%安、百済神州(6160/HK)が4.3%安で取引を終えた。 一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.19%安の3044.38ポイントで取引を終了した。消費関連株が安い。素材株、医薬品株、公益株、金融株、ハイテク株、不動産株、空運株、インフラ関連株なども売られた。半面、海運株は物色されている。 亜州リサーチ(株) 《AK》
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