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13日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で3日ぶり反落、不動産と銀行に売り

2022/10/13 16:50 FISCO
*16:50JST 13日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で3日ぶり反落、不動産と銀行に売り 13日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比9.15ポイント(0.30%)安の3016.36ポイントと3日ぶりに反落した。 指標発表前に買いが手控えられる流れ。中国ではあす14日、9月の物価統計と貿易統計が発表される。結果を見極めたいとするスタンスが強まった。また、米金融引き締めの長期化懸念が広がっていることも不安視されている。ただ、下値は限定的。中国当局の景気テコ入れ策に対する期待感や、「国家隊」と呼ばれる政府系資金による株価下支えの思惑もある。指数はプラス圏で推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、不動産の下げが目立つ。金地集団(600383/SH)が6.5%安、保利地産(600048/SH)が2.5%安、新城控股集団(601155/SH)が1.3%安で引けた。民営デベロッパーの資金繰り不安が改めて意識されている。 銀行株も安い。杭州銀行(600926/SH)が3.7%、招商銀行(600036/SH)が3.4%、成都銀行(601838/SH)が3.0%、中国工商銀行(601398/SH)が1.1%ずつ下落した。 エネルギー株もさえない。エン鉱能源(600188/SH)が4.9%安、陝西煤業(601225/SH)が4.3%安、中国神華能源(601088/SH)が2.7%安、中国石油化工(600028/SH)が1.4%安、中国石油天然気(601857/SH)が1.3%安と値を下げた。半導体株、素材株、インフラ建設株、海運株なども売られている。 半面、発電株は高い。華能国際電力(600011/SH)が5.7%、大唐国際発電(601991/SH)が5.1%、華電国際電力(600027/SH)が2.9%、上海電力(600021/SH)が2.4%ずつ上昇した。 医薬品株も物色される。薬明康徳(603259/SH)が5.4%高、人福医薬集団(600079/SH)が4.0%高、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が3.9%高と値を上げた。自動車株や保険株の一角も買われている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.30ポイント(0.10%)安の292.10ポイント、深センB株指数が4.40ポイント(0.39%)安の1127.38ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》