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9日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で続伸、ハイテク関連に買い

2021/11/9 16:57 FISCO
*16:57JST 9日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で続伸、ハイテク関連に買い 9日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比8.37ポイント(0.24%)高の3507.00ポイント(上海A株指数は0.24%高の3675.52ポイント)と続伸した。 経済活動正常化の期待が支えとなる流れ。新型コロナウイルスの新規感染者数は今月2日、約3カ月ぶりに100人を超えたものの、足もとでは落ち着きつつある状況だ。中国の国家衛生健康委員会(NHC)によれば、8日に中国本土で確認された新規の市中感染者は43人に減少している(7日は65人)。ただ、全体としては方向感を欠いた。指数は安く推移する場面もみられている。北京市で8〜11日にかけて中国共産党の重要会議、第19期中央委員会第6回全体会議(6中全会)が開かれているだけに、様子見ムードも漂った。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、ITハイテク関連が高い。電子機器メーカーの国睿科技(600562/SH)が5.5%、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が3.0%、インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が2.8%ずつ上昇した。 発電・電力設備株もしっかり。華能国際電力(600011/SH)が1.7%高、楽山電力(600644/SH)が1.2%高、特変電工(600089/SH)が4.0%高、東方電気(600875/SH)が2.7%高で引けた。医薬品株、素材株、防衛関連株、銀行株の一角なども買われている。 半面、石炭や石油のエネルギー株はさえない。エン州煤業(600188/SH)が3.3%安、中国神華能源(601088/SH)が1.7%安、中国石油天然気(601857/SH)が1.6%安で取引を終えた。石炭株については、燃料炭先物の大幅下落も嫌気されている。不動産株、食品飲料株、保険株も売られた。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.24ポイント(0.09%)安の269.76ポイント、深センB株指数が3.43ポイント(0.30%)高の1162.39ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》