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26日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で反落、不動産セクターに売り

2021/10/26 16:55 FISCO
*16:55JST 26日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で反落、不動産セクターに売り 26日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比12.23ポイント(0.34%)安の3597.64ポイント(上海A株指数は0.34%安の3770.47ポイント)と反落している。 中国不動産業の不透明感が強まる流れ。不動産開発会社の当代置業(1107/HK)は26日、25日に期限を迎えた米ドル建て社債の元利払い不能に陥ったことを明らかにした。また、不動産税(個人向け固定資産税)が一部都市で試験導入されることも引き続き懸念されている。中国経済対策の期待感などで買い先行したものの、上値は重く、指数は中盤に入りマイナスに転じている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、不動産の下げが目立つ。金地集団(600383/SH)が2.9%、緑地HD(600606/SH)が2.2%、保利地産(600048/SH)が3.3%ずつ下落した。 石炭株もさえない。エン州煤業(600188/SH)が1.4%安、陝西媒業(601225/SH)が1.3%安、中国中煤能源(601898/SH)が1.0%安で引けた。医薬品株、消費関連株、金融株なども売られている。 半面、「カーボンフリー」関連の銘柄は物色される。風力発電プロジェクトの中節能風力発電(601016/SH)がストップ高、原子力発電大手の中国核能電力(601985/SH)が1.9%高、充電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD:002594/SZ)が0.5%高で取引を終えた(BYDは上場来高値を更新)。中国政府は「脱炭素政策」に注力している。素材株や海運株の一角も買われた。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.66ポイント(0.24%)高の277.34ポイント、深センB株指数が9.15ポイント(0.77%)安の1177.29ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》