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ビーアンドピー Research Memo(5):自己資本比率は82.4%と健全、ROEも9.9%と前期比で上昇

2024/2/1 14:05 FISCO
*14:05JST ビーアンドピー Research Memo(5):自己資本比率は82.4%と健全、ROEも9.9%と前期比で上昇 ■業績動向 3. 財務状況と財務指標 ビーアンドピー<7804>の2023年10月期末の資産において、流動資産は、営業活動によるキャッシュ・フローの収入が投資活動と財務活動によるキャッシュ・フローの支出を上回ったことで現金及び預金が238百万円増加し残高は3,501百万円となった。固定資産に関しては、カットマシーン増設により機械及び装置が47百万円増加したほか、繰延税金資産が19百万円増加したことにより残高は285百万円となった。その結果、資産の残高は3,786百万円となった。負債においては、流動負債が従業員の給与引上げに伴い賞与引当金が49百万円増加したことにより残高は513百万円となった。固定負債の残高は1百万円減少し152百万円となった。純資産に関しては、剰余金の配当78百万円による減少はあったものの、当期純利益300百万円を計上したことにより残高は3,120百万円となった。 安全性の指標を見ると、自己資本比率は82.4%となった。前期末に比べて0.5ポイント低下したものの、依然として高い水準を維持している。また、稼ぐ力が向上している部分にも注目したい。ROEは9.9%と前期比1.4ポイント上昇、ROAも12.4%と同1.2ポイント上昇した。自己資本比率82.4%と財務の健全性を維持しながら、同時にROEを高めている点は注目に値する。今後も生産活動の効率化や高付加価値ソリューションの提供を行うなかで、効率的に稼ぐ力が高まっていくものと弊社は見ている。 4. キャッシュ・フローの状況 営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純利益452百万円の増加があったことにより405百万円の収入となった。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出が64百万円あったことにより65百万円の支出となった。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い77百万円、自己株式の取得による支出23百万円により101百万円の支出となった。以上より同社の2023年10月期末における現金及び現金同等物の残高は2,738百万円となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘) 《SO》
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