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ディーエムソリュ Research Memo(4):SEOをベースにデジタルマーケティングとバーティカルメディアを展開

2023/6/20 12:44 FISCO
*12:44JST ディーエムソリュ Research Memo(4):SEOをベースにデジタルマーケティングとバーティカルメディアを展開 ■事業概要 3. インターネット事業 (1) デジタルマーケティングサービス デジタルマーケティングサービスは、1,000社以上のコンサルティングで培ってきたディーエムソリューションズ<6549>のSEOのノウハウをベースにしたサービスである。ちなみにSEOは、年に複数回ある検索アルゴリズムの変更に合わせて、社内のスタッフが、競合分析やアクセス解析といったデジタルデータに基づいて検索上位に入るキーワードなどを研究している。検索サイトで上位に入れば、サイトへの訪問数が増えて広告効果が高まるからである。同社は特にニッチなワードを得意としており、ノウハウも蓄積されている。デジタルマーケティングサービスでは、SEOを起点に、見つけやすく読まれやすいコンテンツ、非常に難しいと言われるデザインとSEOを両立したWebサイトの制作、Webサイトに最適な広告の運用を顧客に提案している。 (2) バーティカルメディアサービス バーティカルメディアサービスは、デジタルマーケティングサービスのノウハウから派生したサービスで、エンドユーザーが知りたいと思うような商品・サービスをランキング形式などで紹介するサイト(メディア)を運営している。同社のバーティカルメディアサービスは、SEOや広告費用により集客を増やし、顧客Webサイトに送客することで広告収入や商品販売時のインセンティブを得るアフィリエイトビジネスである。主力の「ウォーターサーバー比較」では、閲覧者の使用目的や求める条件に合わせて最適なウォーターサーバーを選択できるよう、商品ごとの詳細情報に加え口コミやランキングを掲載するなどコンテンツを拡充している。ほかにも「e-脱毛サロン.com」や「CRABEL婚活」など人気のメディアが多く、こうした経験を積み上げ横展開することで、バーティカルメディアを次々立ち上げてきた。 ECによるアメリカンカジュアルの卸売販売 4. アパレル事業 アパレル事業では、子会社のビアトランスポーツが輸入雑貨卸業を展開、安定した需要のある有名アパレル・スポーツブランドのベーシックなアメリカンカジュアルや雑貨などをECで卸売している。実店舗は持たず、短納期を強みに専門のECサイト「anytees.com」を通じて小売など国内事業者に卸販売している。まだ子会社化したばかりだが、同社が有するフルフィルメントやデジタルマーケティング、営業力などを生かすことで、サイトリニューアルによる集客強化、大手顧客の開拓による事業規模拡大、在庫管理や受発注業務の効率化、ビアトランスポーツがもとより有する強みの「短納期」の強化などを進めている。一方、ビアトランスポーツのECの運営や海外商品の取り扱いに関するノウハウ、海外とのコネクションは、同社の国内ECや越境ECとのシナジーが見込まれる。2024年3月期中には個人向け販売も開始し、販路を拡大する予定だ。 ところで、同社は、長くマヌカハニーの直営の専門ECサイト「BeeMe」を運営している。当初はメディア運営のノウハウを蓄積する目的が大きかったようだが、ノウハウが蓄積された現在、ECサイトとしての存在感の方が大きくなっているようだ。抗菌力があるマヌカハニーは、ニュージーランドに自生するマヌカの木から採れる希少な蜜で、国内で人気がある一方まがい物も多く、同社は全商品にマヌカハニーの抗菌成分濃度を表記した分析書を付けて品質を保証している。同サイトでは、クセのない和三盆のような上品な味わいが特徴の、キルギス産幻の白いハチミツ「エスパルセットハニー」も販売している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《AS》
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時価総額 3,647百万円
DM・メール便の発送代行等を行うダイレクトメール事業、バーティカルメディアサービス等を行うインターネット事業が柱。ビアトランスポーツのアパレル事業も。フルフィルメントサービスはサービス提供体制を強化。 記:2024/08/10