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ウイングアーク1st---23年2月期は2ケタ増収・増益、期末配当金の増配を発表

2023/4/14 11:14 FISCO
*11:14JST ウイングアーク1st---23年2月期は2ケタ増収・増益、期末配当金の増配を発表 ウイングアーク1st<4432>は13日、2023年2月期連結決算(IFRS)を発表した。売上収益が前期比12.7%増の223.49億円、営業利益が同0.7%減の59.45億円、調整後EBITDAが同2.1%減の71.63億円、調整後親会社の所有者に帰属する当期利益が同0.2%増の44.01億円となった。 帳票・文書管理ソリューションの売上収益は前年同期比16.3%増の143.54億円となった。請求書や納品書等の帳票類を設計・運用を行うソフトウェア及びサービスである「SVF」は、年間を通して基幹システムへの投資が増加したことで、基幹システムとともに導入されることが多いソフトウェアライセンス版「SVF」の引き合いも増加し、ライセンス/サービスの売上収益は同30.8%増の54.34億円と過去最高となった。あわせて保守も新規契約の獲得の増加に加えて、既存契約の更新も順調に進み、同5.0%増と堅調に推移した。「SVF」のクラウドサービスについては、クラウド市場の拡大に伴い顧客の獲得が好調に推移し、同32.4%増と前年を大きく上回った。この結果、売上収益は同16.4%増の130.86億円となった。企業間取引の電子化を実現する「invoiceAgent」は、企業のペーパーレス化や電子帳簿保存法、2023年10月に導入されるインボイス制度等複数の追い風を受け、大きく成長した。「invoiceAgent」においても、企業の業務システムのクラウド化が大きく進展し、クラウドサービスを選択する割合が増加したことで、クラウドサービスは同88.7%増と前年を大きく上回った。一方、ライセンス/サービスは、顧客のクラウド志向が強まっている影響で同30.6%減と前年を下回った。保守は新規顧客を確実に取り込んだ結果、同36.3%増と前年を大きく上回った。この結果、売上収益は同19.4%増の11.22億円となった。 データエンパワーメントソリューションの売上収益は同6.7%増の79.94億円となった。「Dr.Sum」は、安定した需要を背景にライセンス/サービスが同1.2%増、保守も同4.7%増と堅調に推移した。クラウドサービスは、順調に契約企業数を積み上げたことに加えて、大企業を中心とした大型の案件も獲得し、同193.8%増と前年を大きく上回った。この結果、売上収益は同8.7%増の29.29億円となった。「MotionBoard」は、企業のクラウドファーストが浸透している影響で、ライセンス/サービスは前年を下回ったが、保守はカスタマーサクセス強化の効果で継続率が高い状態を維持しており、同14.5%増と前年を大きく上回った。クラウドサービスについては、契約社数が順調に増加したことに加え、大型案件の受注もあり、同5.2%増と前年を上回った。この結果、売上収益は同3.8%増の29.82億円となった。 2024年2月期通期の連結業績予想については、売上収益が前期比6.5%増の238.00億円、営業利益が同6.8%増の63.50億円、EBITDAが同6.1%増の76.00億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同4.5%増の46.00億円を見込んでいる。 また、同日、2023年2月期における親会社の所有者に帰属する当期利益が2022年2月期の水準を超えたこと及び今後の経営環境、株主還元の強化等について総合的に勘案した結果、期末配当金は2022年4月13日公表の21.30円から0.50円増配し、21.80円とすることを発表した。 《SI》
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帳票・文書管理ソフトが柱。経営判断支援ツールも。クラウドサービスを強化。旺盛なDX需要を追い風にライセンス販売やクラウド売上が拡大。システム開発会社を買収。自治体向け強化へ。総還元性向5割目安。 記:2024/08/13