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ビジネス・ブレークスルー説明会文字起こし(2023年1月24日開催)(4)
2023/3/8 17:34
FISCO
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*17:34JST ビジネス・ブレークスルー説明会文字起こし(2023年1月24日開催)(4) 本稿は、「ビジネス・ブレークスルー説明会文字起こし(2023年1月24日開催)(3)」の続きである。 では、最後に、今後の事業計画について、お話をさせていただきたいと思っています。今年の春に、私ども中期事業計画2022-24ということを発表させていただきました。非常に高い目標ですけれども、2025年3月期には100億、営業利益で10億というところを目指して一同取り組んでいるところでございます。 そんな中で今現在は、この2024年3月期に焦点を当てて、先行投資すべきものは先行投資をするというような取り組みをしており、利益率を上げるところは利益率を上げるという取り組みをしているという形になります。ぜひ、こちらは期待して、皆さま見ていただければと思っております。 最後にSDGsというところで申しますと、BBTの事業は、教育というところでもございますので、非常にSDGsというのは親和性が高いところになります。主に、SDGsの中でもSというところかなと思いますが、こちらに、私どもがこのSDGsに関しまして取り組んでいるところについて書かせていただいております。 以上で、私のほうのご案内を終わらせていただきますが、今ちょうどご質問のほうを頂いておりますので、ご質問のほうをお話しする形でよろしいでしょうか。 ●フィスコ 高井 はい。ありがとうございます。第2部からは、引き続き宇野さまにご出演いただいて、視聴者の皆さまからのご質問にお答えをいただきたいと思います。ご質問は、動画画面の下の部分にありますコメント欄より受け付けております。 それでは、宇野さま、引き続きになりますが、よろしくお願いいたします。 ■ビジネス・ブレークスルー 宇野 ありがとうございます。頂きましたご質問のほう、お話しさせていただきたいと思います。 <質問> 一番初めに頂きましたご質問のほうが、これまでの業績推移を確認すると過去10年で売上高は27億円から67億円に増加していますが、営業利益は3億円から4.7億円への拡大で、売上の伸びに対し利益成長が弱いように感じられます。この要因は何にあると考えますでしょうか?というご質問になります。 <回答> こちら、ご質問いただきましてありがとうございます。ここのところは、おっしゃるとおりのところは確かにございます。ここは、ひもときますと、直近10年間がM&Aと、それから国際教育のところで先行投資がかなりかかるというところが影響しているなというふうに考えています。 ここは、オンライン教育と異なる箱物事業といいますか、ブリック・アンド・モルタルの事業をした場合というのは、どうしても避けられないわけなのですけれども。常時、毎年、1社ほど事業を譲り受けする、かつ、キャンパスも、ほぼ毎年キャンパスを増やしてきたという中でいきますと、この国際教育のところは、1個キャンパスを設立すると、居抜きで入った場合のリニューアルコストですとか、ハイアリングコスト、それからマーケティングコスト、こういったものを入れていきますと、やはり相当かかってくるんですね。 これは、こういった箱物の教育の事業でいきますと、小さい教室をポコポコ増やすというところでもなくて、大きいものですから、そこが毎期、過去、利益のところを圧迫してきたというところは否めません。 この国際教育、インターナショナルスクール事業の箱物のところに関しましては、今後は拠点を増やすということを緩める予定になります。つまり、おおむね東京地区においては、キャンパスは置いたと考えています。「アオバジャパン・インターナショナルスクール」は練馬区にある幼小中高の拠点として、それから、あともう一つ「ムサシインターナショナルスクール」は三鷹にある幼小中高の拠点として運営し、小中高への送客をにらんだプリスクール設立というものをしてきました。今度、用賀にキャンパスができますが、それを期に、きっかけがなければ、事業拡張はやらずに利益率を改善していくことを主眼におきます。 一方で、オンライン事業のほうは、このオンラインが定常化しているという中で、再び今、投資フェーズに入っています。今期および来期の途中までは投資をすると思うのですけれども、最終的には、営業利益を10億に必ず持っていきたいという中での投資計画になっておりますので、その点、売上の伸びに対して営業利益率10パーセントを確保するというようなシナリオで今考えております。ご指摘ありがとうございます。 <質問> それから、二つ目のご質問です。中期計画では25年3月期売上高100億円、営業利益10.5億円(22年3月期売上高67.5億円、営業利益4.7億円)を目標とされています。これまでと比較し売上・利益ともに成長率が高まる計画となっていますが、これまでと何が変わることによって成長加速が実現されるのでしょうか?というご質問になります。ありがとうございます。 <回答> こちらに関しては、まずインターナショナルスクール事業に関して申し上げますと、ここ数年、キャンパスをどんどん増やしてきました。最後に大きなものを造ったのが、文京区の駒込にある駒込キャンパスというものになりますが、既に箱はできているので、堅調な黒字を出していく段階になります。 フルハウスになると止めていくことになるんですけれども、今、現状、まだフルハウスではないという中で、一方で、幼児のところが大きく入って、小中高のところが上に上がっていくと、駒込キャンパスは、主に最後の3年間を過ごすキャンパスになるので、今はまだここに空きがあるため、新たな投資が必要ないまま埋まっていくという形で、成長と利益がアップするということを想定しています。 もう一つ、BBTの単体のほうのオンライン教育事業ですけれども、こちらは今までは、むしろあまり投資をせずにきているため、今度は、逆にこっちのオンライン教育のほうに新たな投資をしていくことで、人材採用およびコンテンツの改善などを成長の主軸としていきます。 もう一つ、この事業計画の中には、いわゆるM&Aは含まれていないですが、こちらの沿革にございますとおり、今後もM&Aをしていきます。 M&Aに関しましては、手前みそではあるわけですけれども、これら子会社化とかした中で、失敗した、大失敗した案件というのは、ないと思っています。そういう意味でいうと、着実にターンアラウンド案件だったり、本当に苦労した案件って結構あるんですけれども、そういったものも、ものにして、最後は利益に寄与させているということもありますので、今後もプラスアルファとしてM&Aというのは出てくる可能性は十分あるというふうに考えております。 <質問> それから、良質なコンテンツは、どのようにつくられるのかというご質問になります。 <回答> ここはまさに、私のほうで表現がうまくできないところがあるかもしれませんが、この良質なコンテンツの開発というところは、ひとえに弊社の中に設計ができる人間がどれぐらいいるのかというところによると思います。 このコンテンツの設計というのは、アカデミックな分野において「インストラクショナルデザイン」という分野があるんですが、これは、いかに学習目標に向けて、その学習目標をきちっと到達するようなコンテンツ、授業を設計するのか、あるいは、eラーニングを設計するのかというようなことを学問的にやっている分野になります。 例えば、動画に関しましても、あるいは、動画を使わないという選択肢に関しましても、どのような動画にすると、最も人は学ぶのか、というところを専門設計士が設計をしていきます。さらに動画を出した後、裏で、これもEdTechになりますけれども、どこで視聴者の方がつまずいたのか、どこを繰り返し聞いているのかということを継続的に情報収集して改善を図っているのです。ここまでやっている動画教育の会社は、他にあまりないのではないかと思います。そういった一つ一つが、われわれのノウハウになっているというふうにご理解いただければと思います。 「ビジネス・ブレークスルー説明会文字起こし(2023年1月24日開催)(5)に続く 《TY》
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