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マイクロアド Research Memo(4):利益率の高いプロダクトに注力し、各利益が大幅伸長
2022/10/12 17:04
FISCO
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*17:04JST マイクロアド Research Memo(4):利益率の高いプロダクトに注力し、各利益が大幅伸長 ■業績動向 1. 2022年9月期第3四半期の業績 マイクロアド<
9553
>の2022年9月期第3四半期の連結業績は、売上高が前年同期比1.8%増の9,097百万円、営業利益が同193.7%増の561百万円、経常利益が同182.1%増の488百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同136.4%増の208百万円と増収増益を達成した。売上高に関しては、データプロダクトに注力するなかで「UNIVERSE」「Enhance」「MicroAd COMPASS」などからなるデータソリューションサービスと「MONOLITHS」を提供するデジタルサイネージサービスが好調だった。高収益体質の「UNIVERSE」「MONOLITHS」が好調だったことによって、結果的に各利益も急伸した。 サービス毎の売上高は、データソリューションサービスが前年同期比5.1%増の5,464百万円、デジタルサイネージサービスが同60.7%増の789百万円、海外コンサルティングサービスが同12.4%減の2,843百万円だった。海外コンサルティングサービスが減少となっているものの、同社は高収益体質へ転換するためにデータプロダクトへの注力を表明しており、戦略に沿った結果と言えるだろう。データソリューションサービスにおいては、「UNIVERSE」の拡販に注力した。顧客の属性に沿った営業体制へと組織改変を行ったことによって顧客のニーズにより細かく迅速に対応し、業績に取り込んだ。また、「MicroAd COMPASS」のサポート体制を強化したことも同サービスの伸長に寄与した。デジタルサイネージサービスにおいては、小売顧客のデジタルサイネージ設置が増加したことによる広告費の増加が業績を押し上げた。また、Withコロナが新常態となるなかでドラッグストアやタクシーサイネージの需要も回復し、業績の拡大に寄与した。海外コンサルティングサービスにおいては、大手顧客との取引が減少したことを受け、減収だった。 自己資本比率が大幅改善。流動比率と固定比率も健全な水準 2. 財務状況と経営指標 2022年6月期の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,301百万円増加の5,530百万円となった。主な増加要因を見ると、流動資産では東京証券取引所グロース市場への新規上場に伴う公募増資等によって現金及び預金が1,014百万円増加した。また、受取手形及び売掛金も53百万円増加した。固定資産では、有形固定資産が23百万円、無形固定資産が170百万円増加した。 負債合計は前期末比214百万円増加の2,971百万円となった。主な増減要因を見ると、流動負債の短期借入金が150百万円増加した。固定負債ではその他が11百万円減少した。純資産合計は前期末比1,086百万円増加の2,559百万円となった。東京証券取引所グロース市場への新規上場に伴う公募増資等によって資本金が439百万円、資本剰余金が396百万円増加した。 経営指標を見ると、流動比率と固定比率がそれぞれ167.7%、25.4%に非常に健全な数値になっており、長短の手元流動性に問題はないと弊社は考える。また、自己資本比率が36.8%であるものの、前期末比で14.0ポイント増と大幅に改善している。今後も自己資本比率は高まっていくと弊社は推察する。利益率の高いデータプロダクトに注力するなかで当期純利益をしっかりと積み上げることによって、純資産の厚みが増していくためだ。流動比率と固定比率も前期末からさらに改善しており、財務の健全性、資金の流動性に配慮しながら企業経営を行っていることが財務諸表から見て取れる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎) 《TY》
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マイクロアド
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時価総額 5,691百万円
業種特化型マーケティングツールやメディア向け広告コンサルが柱。電子看板向け広告配信サービスも。広告需要が回復し堅調。インバウンド向けコンサル拡大。行動データ分析に強いアンカバー・トゥルース社を子会社化。 記:2024/08/27
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