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ナレッジスイート Research Memo(8):DX事業に経営リソースを集中し、年率30%の売上成長を目指す

2021/1/19 15:28 FISCO
*15:28JST ナレッジスイート Research Memo(8):DX事業に経営リソースを集中し、年率30%の売上成長を目指す ■今後の見通し 2. 中期目標 DX化の波が中堅・中小企業にも押し寄せるなか、ナレッジスイート<3999>は今後3年間が中長期的な成長を実現していくための顧客基盤を形成していくうえで、重要な期間と位置付け売上高の成長を最優先に積極投資を実施していく方針を打ち出している。前述したように、DX事業では営業人員を3年後に100名体制まで増強することで新規顧客数を拡大、また「カスタマーサクセス」を強化することで解約率の低減(現状は2%弱)とARPA、LTVの向上を目指していく。現在、新規契約のうち、「カスタマーサクセス」の契約を同時に行う顧客の比率は4割程度であり、今後も改善の余地があると見ている。そのほか、ブランディング強化や認知度に向けたプロモーション費用も投下していく予定となっている。これら戦略的な投資を行うことで、DX事業の売上収益を前期実績の6.7億円から2023年9月期には4.5倍増となる約30億円を目指す。3年間の連結売上収益の年平均成長率は36.7%となり、2022年9月期以降も増収率を加速していく計画となっている。 また、「Knowledge Suite」の新機能の開発にも取り組んでいる。AIを活用することで、より営業の成果が出せる仕組みで、1年ほど前から開発に着手し、現在その精度は80%を超える水準となっている。実用化するには90%以上の精度まで高めていく必要があると見ており、2022年頃の実装を目指している。同機能が付加されれば、「Knowledge Suite」の製品力もさらに向上し、顧客数並びに市場シェアの拡大につながるものと期待される。 一方、BPO事業の売上収益については2023年9月期で約15億円と安定した収益を維持する計画となっている。今後3年間についてはDX事業における成長投資を実行するため、利益面での大きな伸長は期待しにくいが、投資が一巡する2024年9月期以降は収益率も上昇し、利益ベースでも高成長フェーズに移行していくものと予想される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《ST》
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