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米株安や円高が重荷となり1カ月ぶりの安値水準に【クロージング】

2024/7/24 16:02 FISCO
*16:02JST 米株安や円高が重荷となり1カ月ぶりの安値水準に【クロージング】 24日の日経平均は6営業日続落。439.54円安の39154.85円(出来高概算は16億4000万株)と約1カ月ぶりの安値水準で取引を終えた。前日の米国市場で主要株価指数が下落したことから、売り先行スタート。ただ、一本調子の下げに対する警戒感から押し目を拾う動きもあり、日経平均は前場中盤に向けては39643.27円とプラスに転じる場面もあった。ただ、後場に入り、円相場が約1カ月半ぶりに1ドル=154円台前半へと円高が進んだことが重荷となるなか、持ち高調整の売りが優勢となり、日経平均は後場終盤に39096.50円まで下押しした。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1500に迫り、全体の9割超を占めた。セクター別では、33業種すべてが下落し、海運、電気ガス、証券商品先物、空運の下落が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、中外薬<4519>、ニデック<6594>、HOYA<7741>、第一三共<4568>、スクリン<7735>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、信越化<4063>、富士フイルム<4901>、ソフトバンクG<9984>が軟調だった。 前日の米国市場は、主要株価指数が下落したほか、取引終了後に決算を発表したテスラやアルファベットが時間外取引で下落したため、売り先行で始まった。ただ、ニデックが決算評価から買われるなか、押し目買いや値ごろ感からの買いによって、プラスに転じる場面もあった。その後は39500円近辺での底堅さが意識されていたが、円高が加速したことが相場全体の重荷となり、後場に入り下落幅を広げる動きとなった。来週には金融政策決定会合を控えていることもあり、政策正常化への思惑も高まるなかで、持ち高を圧縮する動きに向かわせたようだ。証券各社が今年度の業績予想の前提としている想定レートが1ドル=155円と観測されるなか、業績上振れ期待が後退するといった見方もされていた。 日経平均は下値のめどとして意識されていた75日線水準まで下げてきたことから、いったんは調整一巡感が意識されやすいところである。ただし、決算発表が本格化するなか、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすく、積極的なリバウンド狙いの動きは期待しづらい。決算を手掛かりとした個別対応の流れのなか、先物主導によるインデックス売買の影響を受けやすくなりそうだ。 《CS》
関連銘柄 10件
4063 東証プライム
5,554
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時価総額 11,117,397百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4519 東証プライム
6,598
11/29 15:30
-14(%)
時価総額 11,078,425百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4568 東証プライム
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時価総額 9,246,464百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
3,374
11/29 15:30
+34(%)
時価総額 4,196,841百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
6594 東証プライム
2,755
11/29 15:30
-63(%)
時価総額 3,285,528百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
9,402
11/29 15:30
-133(%)
時価総額 955,149百万円
半導体機器の製造、販売等を行うSCREENセミコンダクターソリューションズが中核の持株会社。バッチ式洗浄装置やスピンスクラバーなどで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。DX推進による生産性向上図る。 記:2024/08/22
7741 東証プライム
19,260
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-235(%)
時価総額 6,759,470百万円
メガネレンズ、医療用内視鏡などを手掛けるライフケア事業が主力。エレクトロニクス関連製品、映像関連製品等も。半導体用マスクブランクスで世界トップシェア。コンタクトレンズはPB品、オンラインサービスが順調。 記:2024/08/30
8035 東証プライム
23,310
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時価総額 10,993,765百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
51,110
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時価総額 16,264,275百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,936
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-112(%)
時価総額 13,135,875百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17