マーケット
10/10 15:15
39,380.89
+102.93
42,512.00
+431.63
暗号資産
FISCO BTC Index
10/10 16:26:52
9,116,304
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日米長期金利の上昇を映し一時38000円割れ【クロージング】

2024/5/30 16:07 FISCO
*16:07JST 日米長期金利の上昇を映し一時38000円割れ【クロージング】 30日の日経平均は大幅に3日続落。502.74円安の38054.13円(出来高概算17億株)で取引を終えた。日米の長期金利が上昇基調をたどっていることから、相対的な割高感が意識されるハイテク株を中心に幅広い銘柄に売りが先行。日経平均は前場中盤にかけて下げ幅を広げ、37617.00円まで下押し、取引時間中としては、13日以来約2週間ぶりに38000円を割り込んだ。また、下値抵抗ラインとして意識されていた25日線水準を下抜けたことも投資家心理を悪化させ、売りが膨らむきっかけになったとみられる。ただ、急ピッチの下げに対する警戒感から、売り一巡後は押し目を拾う動きもあり、38000円を挟んだ推移となった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が900を超え、全体の6割近くを占めた。セクター別では、その他製品、パルプ紙、倉庫運輸など8業種が上昇。一方、鉱業、海運、非鉄金属、電気ガス、卸売など25業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソニーG<6758>、大塚HD<4578>、KDDI<9433>、任天堂<7974>がしっかりだった半面、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、信越化<4063>が軟調だった。 前日の米国市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)がこの日公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、経済活動は前回4月報告時点から「拡大を続けた」と総括。堅調な米景気を受けたインフレの持続で利下げ観測が後退。長期金利は上昇し主要株価指数が下落した。これが東京市場にも悪影響を及ぼした。また、国内でも日銀の金融政策の正常化への思惑がくすぶるなか、長期金利が約13年ぶりに1.10%に上昇していることも重荷になり、日経平均の下げ幅は一時900円を超えた。関係者からは「日米ともに金利が上昇しているだけに、ファンドなどの海外勢は特定セクターではなく、幅広く株式の持ち高を減らす動きを見せている」との指摘もあった。 目先的には米金融当局が重視するインフレ指標である4月の個人消費支出(PCE)物価統計が31日に発表される。米国の強いインフレ状態が確認されるのか、それともインフレ鈍化が示されるのかが注目されよう。また、国内では、日銀が金融政策の正常化を進め、国債の買い入れを減らすとの見方が大勢を占めており、日銀の金融政策の行方にも注目が集まっている。 《CS》
関連銘柄 9件
4063 東証プライム
6,193
10/10 15:00
+64(%)
時価総額 12,535,394百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4578 東証プライム
8,828
10/10 15:00
+118(%)
時価総額 4,924,576百万円
大塚製薬、大鵬薬品工業などを傘下に収める持株会社。抗精神病薬「レキサルティ」、抗悪性腫瘍剤「ロンサーフ」などが主要製品。ポカリスエットで知名度高い。医療関連事業では新製品等による事業領域の拡大図る。 記:2024/08/19
6758 東証プライム
2,826
10/10 15:00
+6(%)
時価総額 17,642,995百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
7,538
10/10 15:00
-101(%)
時価総額 5,775,382百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7974 東証プライム
7,913
10/10 15:00
+36(%)
時価総額 10,276,534百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
25,515
10/10 15:00
-255(%)
時価総額 12,033,716百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,795
10/10 15:00
+14(%)
時価総額 11,048,543百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
51,360
10/10 15:00
+650(%)
時価総額 16,343,831百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,041
10/10 15:00
+345(%)
時価総額 15,577,227百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17