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後場に注目すべき3つのポイント~半導体急落に中東情勢の緊迫化も加わり37000円割れ

2024/4/19 12:21 FISCO
*12:21JST 後場に注目すべき3つのポイント~半導体急落に中東情勢の緊迫化も加わり37000円割れ 19日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は急落、半導体急落に中東情勢の緊迫化も加わり37000円割れ ・ドル・円は大幅安、中東混迷にらみ円買い ・値下り寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はアドバンテスト<6857> ■日経平均は急落、半導体急落に中東情勢の緊迫化も加わり37000円割れ 日経平均は急落。前日比1260.89円安(-3.31%)の36818.81円(出来高概算10億8000万株)で前場の取引を終えている。 18日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は22.07ドル高(+0.06%)の37775.38ドル、ナスダックは81.87ポイント安(-0.52%)の15601.50、S&P500は11.09ポイント安(-0.22%)の5011.12で取引を終了した。良好な雇用や製造業関連指標を好感し、寄り付き後、上昇。ダウは弱いハイテクに押され下落に転じる局面もあったが、良好な経済成長が持続可能との期待に終日底堅く推移した。一方、ナスダックは米連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派発言などを受けた利下げ期待の後退や、半導体関連メーカーの台湾積体電路製造(TSMC)がスマホ・PC販売低迷で市場見通しを引き下げたため、需要鈍化が警戒され下落、まちまちで終了した。 ナスダック安を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は38000円を割り込んでスタートした後はじりじりと下げ幅を拡大。値がさ半導体株の下げが影響して、下げ幅は1000円超まで拡大した。10時過ぎに「イランの複数個所で爆発音」と伝わったことで、日経平均は一段安の展開に。プライム市場の9割超の銘柄が下落する全面安の展開となり、取引時間中としては2月9日以来の37000円割れとなった。 日経平均採用銘柄では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の下落なども影響して、ソシオネクスト<6526>、レーザーテック<6920>、スクリーンHD<7735>、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体株の下げが目立った。また、フジクラ<5803>、ソフトバンクグループ<9984>、キーエンス<6861>、日立<6501>、楽天グループ<4755>も売りに押された。 一方、中東情勢の緊迫化で原油価格が時間外で上昇したことなどが影響してINPEX<1605>、出光興産<5019>、ENEOSホールディングス<5020>が上昇したほか、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>など海運株もそろって買われた。日経平均採用以外の銘柄では、経産省の支援補助が伝わったことでさくら<3778>が一時ストップ高。 セクター別では、電気機器、機械、精密機器、証券・商品先物取引業、金属製品などが下落した一方、鉱業、海運業、石油・石炭製品の3セクターのみ上昇した。 ランチタイムの為替は1ドル153円70銭台まで円高ドル安が進行している。時間外の米10年債利回りは4.50%台まで下落したが、ドルインデックスは106.1台と逆行高しており、「有事のドル買い」のような動きも見られている。足元、「有事のドル買い」を上回る「リスクオフの円買い」が入っており円高ドル安となっていると考える。後場は、中東情勢の続報を見極める展開となりそうだが、投資家心理の悪化を受けて、押し目を狙う動きは限定的となる可能性もある。 ■ドル・円は大幅安、中東混迷にらみ円買い 19日午前の東京市場でドル・円は大幅安となり、154円67銭から153円59銭まで値を下げた。イスラエルがイランの施設に対し攻撃を加えたもようで、中東情勢の不透明感からリスク回避の円買いが優勢に。主要通貨はドルや円に対して値を下げる展開。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は153円59銭から154円67銭、ユーロ・円は163円02銭から164円63銭、ユーロ・ドルは1.0610ドルから1.0644ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・新都ホールディングス<2776>、さくらインターネット<3778>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下り寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はアドバンテスト<6857> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・3月全国消費者物価指数(生鮮食品除く):前年比+2.6%(予想:+2.7%、2月+2.8%) 【要人発言】 ・米政府高官 「イスラエルがイランの標的を空爆したことを確認」 <国内> ・植田日銀総裁講演(米ピーターソン国際経済研究所) <海外> ・15:00 英・3月小売売上高(自動車燃料含む)(前月比予想:+0.3%、2月:0.0%) 《CS》
関連銘柄 19件
1605 東証プライム
2,109
10/10 15:00
+2(%)
時価総額 2,924,481百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
2776 東証スタンダード
143
10/10 15:00
-4(%)
時価総額 5,458百万円
アパレルで出発し、現在はPET樹脂や樹脂再生製品等のリサイクル関連輸出入取引が柱に。不動産関連サービス事業も手掛ける。再生プラ需要等は堅調もコストかさむ。不動産等寄与も営業赤字。継続前提に重要事象。 記:2024/05/13
3778 東証プライム
4,045
10/10 15:00
-70(%)
時価総額 152,177百万円
データーセンター運営会社。国内有数規模のデータセンターを自社所有。双日の持分法適用会社。クラウドインフラストラクチャーサービスは成長。24年1月から生成AI向けGPUクラウドサービスの提供を開始。 記:2024/06/07
4755 東証プライム
946.5
10/10 15:00
+25.6(%)
時価総額 1,950,746百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
5019 東証プライム
1,095.5
10/10 15:00
-1(%)
時価総額 1,631,554百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
5020 東証プライム
840.3
10/10 15:00
-4.7(%)
時価総額 2,714,407百万円
大手エネルギーグループ会社。石油元売りトップ。サービスステーションの運営や石油・ガス開発、金属資源開発、製錬を行う。今期3Q累計は原油価格や金属価格の下落が影響も、在庫影響を除き営業増益となった。 記:2024/04/16
5803 東証プライム
5,170
10/10 15:00
-76(%)
時価総額 1,529,612百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
6146 東証プライム
37,370
10/10 15:00
-480(%)
時価総額 4,047,806百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6501 東証プライム
3,935
10/10 15:00
-36(%)
時価総額 18,244,899百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6526 東証プライム
2,830.5
10/10 15:00
-37.5(%)
時価総額 504,061百万円
半導体ファブレスメーカー。富士通、パナソニックのシステムLSI事業の統合により誕生。SoCの設計・開発、販売を行う。オートモーティブ、データセンターなどが注力分野。注力分野中心に多くの大型商談を獲得。 記:2024/07/28
6857 東証プライム
7,538
10/10 15:00
-101(%)
時価総額 5,775,382百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6861 東証プライム
68,940
10/10 15:00
-140(%)
時価総額 16,766,760百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
24,250
10/10 15:00
-420(%)
時価総額 2,286,436百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
10,420
10/10 15:00
-125(%)
時価総額 1,058,568百万円
半導体機器の製造、販売等を行うSCREENセミコンダクターソリューションズが中核の持株会社。バッチ式洗浄装置やスピンスクラバーなどで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。DX推進による生産性向上図る。 記:2024/08/22
8035 東証プライム
25,515
10/10 15:00
-255(%)
時価総額 12,033,716百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9101 東証プライム
4,900
10/10 15:00
-19(%)
時価総額 2,499,809百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04
9104 東証プライム
4,774
10/10 15:00
+33(%)
時価総額 1,728,241百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29
9107 東証プライム
2,000
10/10 15:00
-27(%)
時価総額 1,429,456百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
9984 東証プライム
9,041
10/10 15:00
+345(%)
時価総額 15,577,227百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17