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注目銘柄ダイジェスト(前場):サノヤスHD、ERI HD、総医研など

2024/4/1 12:08 FISCO
*12:08JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):サノヤスHD、ERI HD、総医研など ミタチ<3321>:1149円(-86円) 大幅反落。先週末に第3四半期決算を発表している。累計営業利益は12.9億円で前年同期比41.9%減となり、12-2月期も3.6億円で同37.5%減と大幅減益基調が継続する格好になっている。国内では産業機器分野、アミューズメント分野で受注が減少し、海外ではEMSや半導体・電子部品や中国での投資低迷による産業機器分野で受注が減少のもよう。足元の株価は高値圏にあったため、失望売りが優勢の展開に。 サノヤスHD<7022>:222円(+43円) 大幅続伸。発行済み株式数の2.96%に当たる100万株、1.5億円を上限とする自社株買いの実施を発表、リバウンド材料につながる形へ。取得期間は4月1日から25年3月31日まで。同時に業績予想の修正、並びに、25年3月期の業績予想数値を公表。24年3月期営業利益は5億円から4億円に下方修正も、第3四半期までの状況からあく抜け感に。新年度は1億円で大幅減益見通しだが、中計では27年3月期10億円までの拡大を見込んでいる。 ERI HD<6083>:1952円(+216円) 大幅反発。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は15億円で前年同期比2.4%減となっているが、12-2月期は6.7億円で同39.4%増と大幅増益に転じている。据え置きの通期計画24億円、前期比3.2%増の達成確度は高まる状況となってきている。新設着工が減少していることで確認申請件数は伸び悩む一方、M&A効果と省エネ性能表示の拡大が増収をけん引。ソリューション事業の収益性が改善している。 三井E&S<7003>:1957円(+42円) 大幅続伸。米子会社であるPACECOとともに、米国のパートナー候補と協議を始めていると発表。2月21日にバイデン大統領が港湾施設や設備に関するサイバーセキュリティー対策を強化する大統領令を発出。クレーンに中国製が増えていることを懸念し、補助金を投じてクレーンの国産化を進めるとしている。同社の米子会社でもクレーンの米国内生産を再開する方針と伝わっていたが、会社側の正式発表を受け、あらためて期待感が高まる流れに。 ファナック<6954>:4321円(+136円) 大幅反発。先週末に中国国家統計局が3月の製造業PMIを発表している。PMIは50.8となり、前月比1.7ptの上昇、6カ月ぶりに好調・不調の境目である50を上回っている。2月の春節休暇後は3月にかけて生産活動が正常化したもようだ。想定以上の改善とみられ、中国景気の先行きに対する警戒感はやや後退の方向へ。同社や安川電機、日立建機など、中国関連の一角が買い先行となっている。 HOUSEI<5035>:501円(+1円) 反発。グループ会社のHOUSEI香港が香港でWeb3.0デジタル資産分野に正式に参入すると発表している。香港の有名ギャラリーやNFT取引会社と共同で物理的な通常のアート作品とブロックチェーン上のデジタル証明書を組み合わせたアート取引を「RWAT(リアルワールドアートトークン)」として開始した。香港では初の試みで、著名な水墨画家で香港芸術家協会会長の林天興氏のアート作品を最初に取り扱う。 すららネット<3998>:418円(+8円) 反発。ウィザス<9696>と業務提携すると発表している。すららネットのICT教材をウィザスグループで活用することを通じ、両社のサービス・コンテンツの販路拡大と顧客の満足度向上などを図る。また、両社共同での新たな教育コンテンツ開発とサービスモデルの構築、ICT教材「すらら」の利用者・利用実績の分析を通じた教育効果の調査・研究及びエビデンス創出・可視化を目指す。 総医研<2385>:198円(+36円) 年初来高値。東京慈恵会医科大学に産学連携講座「疲労医学講座」を開設するとともに、学校法人慈恵大学と共同研究契約を締結すると発表している。疲労及びうつ病等に関する研究成果の社会実装が目的。講座の設置期間は4月1日から29年3月31日までの5年間。共同研究で期待される研究成果として、唾液を用いた生理的疲労を客観的に測定する疲労測定方法の提供や分子機構の分析に基づく疲労及び回復力測定方法の提供などを挙げている。 《ST》
関連銘柄 9件
2385 東証グロース
134
11/29 15:30
-2(%)
時価総額 3,505百万円
バイオマーカー・評価システムの開発等を行う総合医科学研究所などを傘下に収める持株会社。イミダペプチドなどの健康補助食品事業、化粧品事業が柱。健康補助食品事業では抗疲労に関する研究開発投資を積極化。 記:2024/09/01
3321 東証スタンダード
1,201
11/29 15:30
+13(%)
時価総額 9,566百万円
電子デバイス専門のエレクトロニクス商社。取り扱いメーカーは700社超。自動車分野が主要取引先。自社ブランド開発なども。愛知県名古屋市に本社。モビリティ分野の取り組みを強化。27.5期売上1000億円目標。 記:2024/10/24
3998 東証グロース
363
11/29 15:30
-3(%)
時価総額 2,430百万円
学校向けICT教材「すらら」、公立小中学校向けサービス「すららドリル」の提供等を行う。海外向け算数・数学ICT教材等も手掛ける。ウィザスと業務提携。導入校数は2200校超。利用ID数は26万ID超。 記:2024/06/15
5035 東証グロース
426
11/29 15:30
-9(%)
時価総額 3,022百万円
システム受託開発やSESサービス、クラウドサービスの提供を行う。越境ECプラットフォームの運営、教育機関向けICT事業も。新サービス「生成AIローコード開発プラットフォーム」のプレリリース版の提供を開始。 記:2024/06/28
6083 東証スタンダード
2,183
11/29 15:30
+35(%)
時価総額 17,097百万円
建築物の確認・検査業務、住宅性能評価等を行う日本ERIを中核とする持株会社。戸建住宅の審査に強みを持つ住宅性能評価センターなども傘下に持つ。中核事業ではM&Aでインフラ・ストック分野の事業領域を拡大。 記:2024/06/28
6954 東証プライム
3,887
11/29 15:30
-48(%)
時価総額 3,869,194百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7003 東証プライム
1,528
11/29 15:30
-65(%)
時価総額 157,535百万円
舶用エンジン、コンテナクレーン等を手掛ける総合重工メーカー。1917年に旧三井物産造船部として創業。舶用大型エンジン、港湾クレーンで国内トップシェア。舶用推進、港湾物流の中核事業中心に収益力強化進める。 記:2024/10/12
7022 東証スタンダード
168
11/29 15:30
-1(%)
時価総額 5,681百万円
機械式駐車装置、ショットブラストマシンの製造等を行うサノヤス・エンジニアリングなどを傘下に収める持株会社。各種産業機械部品、乳化・攪拌装置の製造等も。製造業向けでは乳化・撹拌装置のメンテナンスが順調。 記:2024/08/27
9696 東証スタンダード
1,862
11/29 15:30
-10(%)
時価総額 18,881百万円
近畿圏中心に学習塾「第一ゼミナール」などを展開。通信制高校「第一学院高等学校」の運営、日本語学校の運営等も行う。すららネットと業務提携。グローバル事業では長期留学コースなど留学生の受け入れが順調。 記:2024/10/22