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来週の中銀イベントを前に様子見ムードが強まる【クロージング】

2024/3/15 16:15 FISCO
*16:15JST 来週の中銀イベントを前に様子見ムードが強まる【クロージング】 15日の日経平均は反落。99.74円安の38707.64円(出来高概算23億6000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株が売られた流れを引き継いで、半導体関連株などグロース株中心に下げが目立ち、日経平均は取引開始後に38519.94円まで水準を切り下げた、ただ、米長期金利の上昇に伴い、1ドル=148円台へと円安が進んでいるため、自動車など輸出関連株がしっかりしていることが相場を支えた。もっとも、来週には日米中央銀行の金融政策決定会合を控えており、結果を見極めたいとの見方から次第に様子見ムードが強まった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が970を超え、全体の6割近くを占めた。セクター別では、鉱業、石油石炭、電気ガス、卸売など23業種が上昇。一方、海運、銀行、電気機器、金属製品など10業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、第一三共<4568>、三菱商<8058>が堅調だった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、レーザーテック<6920>、ダイキン<6367>、中外薬<4519>が軟調だった。 前日の米国市場では2月の卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回り、これが早期の利下げ期待の後退につながり、主要株価指数は下落。なかでも、金利動向に敏感とされるハイテク関連株の下げが目立ち、東京市場のこの流れが波及。日経平均の下げ幅は一時300円に迫る場面があった。ただ、心理的な節目の38500円に接近すると、押し目狙いの買いが入ったほか、円高一服による収益改善期待などから輸出株が買われたほか、原油高による採算改善期待から石油関連株や商社株などの資源株に資金がシフトし、これが相場を支えた。 投資家の最大の関心は来週前半に予定される日米の金融政策決定会合の行方だ。各メディアからこれまで、日銀は3月会合でマイナス金利政策解除など金融正常化を進めると伝えられており、相場には織り込まれている。会合後にはいったん、円高・金利上昇・株安で反応すると見込まれている。ただし、中銀イベントを波乱なく通過すれば、再び日本株に注目が戻ってくるとの見方もでている。TOPIXのザラバ高値を付けた昨年9月の信用期日であるきょう以降、値動きが軽くなる可能性があり、来週はバリュー株優位の展開が一段と強まりそうだ。 《CS》
関連銘柄 9件
4519 東証プライム
7,028
10/9 15:00
+133(%)
時価総額 11,800,420百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4568 東証プライム
4,937
10/9 15:00
+96(%)
時価総額 9,612,507百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6367 東証プライム
19,550
10/9 15:00
-85(%)
時価総額 5,730,379百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
7,639
10/9 15:00
+269(%)
時価総額 5,852,765百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
24,670
10/9 15:00
+1,045(%)
時価総額 2,326,036百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
8035 東証プライム
25,770
10/9 15:00
+310(%)
時価総額 12,153,982百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8058 東証プライム
2,945.5
10/9 15:00
-49.5(%)
時価総額 12,702,416百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,781
10/9 15:00
+96(%)
時価総額 11,016,285百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
50,710
10/9 15:00
+570(%)
時価総額 16,136,987百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10