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新興市場見通し:売買代金増加には昨年11月高値水準をクリアが必要か

2024/1/13 14:36 FISCO
*14:36JST 新興市場見通し:売買代金増加には昨年11月高値水準をクリアが必要か   ■東証グロース市場の売買代金はさほど変化が見られず 今週の新興市場は上昇したものの、売買代金は膨らまず、迫力に欠ける展開となった。同時期の騰落率は、日経平均が+6.59%だったのに対し、東証グロース市場指数は+1.33%、東証グロース市場250指数は+2.09%だった。米国株上昇など外部環境を材料に東証プライム市場の大型株が強い動きを見せるなか、新興市場も買い優勢となったが、上げ幅は限定的となった。時価総額が大きいソニーグループ<6758>やキーエンス<6861>などTOPIXコア30銘柄を中心に海外投資家と思われる投資資金が向かう一方、東証グロース市場の売買代金はさほど変化が見られず。日経平均がバブル後の高値を連日更新するなか、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに昨年末水準で上値は重かった。 個別では、決算発表を材料にプログリット<9560>が急伸したほか、25万株(2.00億円)を上限として自社株買いを実施すると発表したさくらさくプラス<7097>も大幅高となった。また、中国のバイオ医薬品企業JIXINGなどと資本業務提携すると発表したティムス<4891>が週末大幅高。そのほか、アクアライン<6173>、リニューアルJ<9522>が買われた。一方、直近IPO銘柄の雨風太陽<5616>、yutori<5892>、QPS研究所<5595>は利益確定売りに押された。また、能登半島地震に関連する思惑で買われていた地盤ネット<6072>も売り優勢となった。なお、東証グロース市場Core指数20の採用銘柄では、BASE<4477>、ジーエヌアイ<2160>が上昇した一方、ウェルスナビ<7342>が下落した。 ■引き続き決算関連銘柄の値幅取りなど短期資金の流出入中心か 来週の新興市場はもみ合いか。海外投資家と思われる買いはTOPIXコア30銘柄など時価総額10兆円前後の大型株に向かっており、東証グロース市場は物色の蚊帳の外となっている。今週末の日経平均は「幻のSQ値」および36000円手前で上影(上ヒゲ)を残したことから、短期的な過熱感が意識されて売りに押される可能性がある。利益確定売り後の資金は、プライム市場の出遅れ銘柄に回る可能性はあるが、アナリストレポートなどが少なく国際的に知名度が低い新興市場に海外投資家の投資資金が向かう展開は想定しにくい。引き続き、決算関連銘柄の値幅取りなど短期資金の流出入中心で、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに方向感は乏しくなろう。両指数ともに昨年11月の戻り高値水準を上回らない限り、主力株を中心に出来高を伴う展開は難しい。TOPIXコア30銘柄に関心が向かっている状況下、新興市場は静かな相場展開となりそうだ。 昨年12月18日に東京証券取引所は、「グロース市場の機能発揮に向けた今後の対応について」を公表した。市場の反応は限定的だったが、1月15日、東証が主導するコーポレートガバナンス改革の一環として「資本コストや株価を意識した経営の実現」に対応した企業の一覧表を東証が開示することで、今後、「企業統治」に絡んだ思惑が東証グロース市場に向かうかもしれない。海外の機関投資家も対象としたIR活動や、アナリストによるカバレッジなど東証グロース市場の企業統治の観点で対応するべき項目は多々ある。仮に物色が入った場合、GENDA<9166>、ウェルスナビ<7342>、ispace<9348>など東証グロース市場Core指数20の採用銘柄など主力どころに資金が向かうと考える。可能性は非常に低いものの、「企業統治」への期待感はもっておきたい。 《FA》
関連銘柄 16件
2160 東証グロース
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時価総額 135,673百万円
中国拠点に新薬探索から臨床開発、製造・販売まで行う。中国に自社製薬工場を保有。IPF治療薬「アイスーリュイ」が主力製品。骨移植関連製品等の医療機器事業も。米国子会社中心に新規開発候補化合物の開発図る。 記:2024/08/05
4477 東証グロース
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時価総額 26,541百万円
ネットショップ作成サービス「BASE」や購入者向けショッピングサービス「Pay ID」を提供するBASE事業が主力。オンライン決済サービス、資金調達サービス等も。PAY.JP事業ではプロダクトの強化図る。 記:2024/07/08
4891 東証グロース
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東京農工大発の創薬ベンチャー。急性期脳梗塞治療薬候補「TMS-007」、急性腎障害等を対象とする「TMS-008」等がパイプライン。JIXING、RTWと資本業務提携。SMTP化合物関連特許が国内で成立。 記:2024/06/11
5595 東証グロース
1,555
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時価総額 54,425百万円
小型SAR衛星の開発製造や運用、SAR画像データの販売等を行う。展開式パラボラアンテナの開発で低コスト化に成功。国内官公庁向け販売比率が高い。小型SAR衛星QPS-SAR7号機は24年4月に打上げ完了。 記:2024/05/12
5616 東証グロース
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時価総額 3,440百万円
CtoCプラットフォーム「ポケットマルシェ」等の個人向け食品関連サービスが主力。企業・自治体向けサービス、個人向け旅行関連サービスも。ポケットマルシェの利用ユーザー数は75万人超。主力事業は安定成長継続。 記:2024/06/28
5892 東証グロース
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時価総額 10,639百万円
「9090」や「Younger Song」などアパレル事業を展開。自社ECサイト「YZ Store」の運営等も。ZOZO傘下。EC売上比率は7割超。実店舗は東名阪の都心部中心に出店。客単価上昇。多角化も。 記:2024/06/26
154
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時価総額 3,565百万円
地盤解析の専門会社。地盤改良工事は担わずに第三者の立場で地盤解析を行う。BIM事業や住宅事業も。24.3期3Q累計は部分転圧工事が堅調。だが住宅の大型案件が剥落。BIMの先行投資や販管費増も利益の重石に。 記:2024/04/11
6173 東証グロース
336
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-23(%)
時価総額 1,253百万円
水道職人コンサル等の水まわりサービス支援事業、自社製ミネラルウォーターの販売等を行うミネラルウォーター事業が柱。広告メディア事業も展開。ミネラルウォーター事業では備蓄用保存水の営業強化などを図る。 記:2024/05/12
6758 東証プライム
2,815
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時価総額 17,574,321百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6861 東証プライム
68,410
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時価総額 16,637,859百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
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時価総額 4,413百万円
東京23区を中心に認可保育園を運営。食育などの子育て支援も。24.7期上期は新規開設施設が貢献。業務効率化も進み計画を上回る増収増益に。通期計画を上方修正。東京・西麻布の子育て支援住宅は今年6月引渡しへ。 記:2024/04/10
7342 東証グロース
1,125
10/11 15:00
-4(%)
時価総額 66,074百万円
全自動で資産運用をするロボアドバイザーサービス「ウェルスナビ」を手掛ける。20~50代の勤労世代が主要顧客。運用者数は40万人超。預かり資産は1兆2000億円超。24年2月に三菱UFJ銀行と資本業務提携。 記:2024/08/20
9166 東証グロース
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-37(%)
時価総額 172,369百万円
国内外のアミューズメント施設運営会社を買収して急成長。M&Aを活用してエンタメ・コンテンツ領域の拡大にも取り組む。24.10期は前期買収会社が上乗せ。プライズゲームの人気も続く見通し。連続最高業績を計画。 記:2024/04/10
9348 東証グロース
661
10/11 15:00
-7(%)
時価総額 61,550百万円
宇宙ベンチャー。自社開発の月面探査車や月着陸船による月面データサービスの提供を目指す。23年5月に民間で初めて挑んだ月面着陸は失敗。失敗を糧に24年冬に再挑戦へ。24.3期3Q累計は販管費減で赤字幅縮小。 記:2024/04/09
589
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-1(%)
時価総額 17,162百万円
太陽光発電や風力発電、水力発電など再生可能エネルギー発電所の開発、発電、運営、管理等を手掛ける。スペインでも太陽光発電所を保有。東急不動産と資本業務提携。稼働済み発電所のネット設備容量は370MW超。 記:2024/07/28
9560 東証グロース
1,370
10/11 15:00
+27(%)
時価総額 17,098百万円
英語コーチングサービス「プログリット」が主力。サブスク型英語学習サービス「シャドテン」等も。専任コンサルによるサポートが特徴。研修導入企業はトヨタなど260社超。シャドテンの有料会員数は増加傾向続く。 記:2024/05/03