マーケット
11/29 15:15
38,208.03
-141.03
44,722.06
-138.25
暗号資産
FISCO BTC Index
11/29 21:43:24
14,599,846
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:反発か、米利上げ打ち止めと経済軟着陸への期待が高まる方向へ、IPOは2社

2023/12/2 14:37 FISCO
*14:37JST 新興市場見通し:反発か、米利上げ打ち止めと経済軟着陸への期待が高まる方向へ、IPOは2社   ■利益確定売りに押され反落 今週の新興市場は反落。前週まで日経平均・NYダウが4連騰となっていたため、利益確定売りが入りやすくなっていたようだ。そうした中、米国の利上げ打ち止め観測が一段と強まり、早期の利下げ観測まで台頭すると、為替市場では円高ドル安が進行した。円安による企業業績の改善期待が日本株市場の先高期待を支えていた要素もあるため、日経平均は下落基調となり、その影響を受けて新興市場でもリスク回避的な利益確定売りが入ったとみる。また12月は毎年IPOが多くなる月であり、IPO銘柄を買うための換金売りの影響もあったと思われる。今週の騰落率は、日経平均が-0.58%だったのに対し、東証グロース市場指数は-2.06%、東証グロース市場250指数は-2.27%だった。 個別では、京都市によるデジタルツイン化技術採用で週前半に3日連続ストップ高となった地盤ネットHD<6072>、厚労省の健康づくりに関するガイド案が10年ぶりの改訂が買い材料視されたトゥエンティーフォーセブン<7074>、米国でのスマホ装着型バーコードリーダー大量納入を発表したアスタリスク<6522>などが週間騰落率値上がりの上位に入った。その一方、12月30日付けでの上場廃止を発表したルーデンHD<1400>などが週間騰落率値下がり上位となった。週間売買代金上位にはカバー<5253>とジーエヌアイグループ<2160>が引き続き入った。 ■米利上げ打ち止めと経済の軟着陸期待続くか、IPOは2社 来週の新興市場は反発か。米国では経済の減速傾向とインフレ率の低下傾向に米連邦準備制度理事会(FRB)高官らが確信を強めつつあるとみられる。来週発表される11月ADP全米雇用報告、11月雇用統計などでは労働需給の緩和傾向が確認される可能性がある。その他の米経済指標も極端に悪化するものがなければ、利上げ打ち止めと経済の軟着陸に期待が高まり、投資家はリスク選好の姿勢に傾きやすくなるだろう。 なお米債券市場では米金融当局が来年5月までに利下げに転じるとの観測が高まっている。米金利の先安観により為替市場では円高ドル安傾向が続こう。主力の輸出株は円高により業績拡大のペースが抑制される懸念があり、投資家は内需株への物色姿勢を強める可能性がある。特に成長性が高い情報・通信関連銘柄は注目を集めよう。新興市場は情報・通信やサービス業の企業が多く、これらの動きが株価上昇の支えになると思われる。日経平均株価が年初来高値圏にあるのに対し、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はいずれも6月に付けた年初来高値よりも約2割安い水準にあり、値ごろ感のある銘柄も多い。 来週の新興市場では東証プライム市場に比べ出遅れ感が魅力となって、業績が拡大基調にある銘柄を中心として、幅広い銘柄で買いが再び入り始めることが期待される。個別ではDX支援とIT人材調達支援を主力事業とするコアコンセプト・テクノロジー<4371>、携帯キャリア各社の通信設備を共用化する事業が主力のJTOWER<4485>、格安航空券予約サイト「スカイチケット」を運営するアドベンチャー<6030>などに注目しておきたい。なお、来週は12/4にアスマーク<4197>が東証スタンダードへ、12/6にQPS研究所<5595>が東証グロースへ上場予定となっている。特に宇宙ベンチャーのQPS研究所は12月IPOでは目玉的存在となっており、年末に向けてのIPO市場の空気を決めるとみられるため、初値やその後の株価推移に注目しておきたい。 《FA》
関連銘柄 11件
100
12/29 15:00
-3(%)
時価総額 1,301百万円
住居空間コーティング加工が柱。ビル管理や不動産売買も。23.12期3Q累計は不動産販売が貢献。ハウスケアも上向く。通期営業黒字復帰を計画。ICOによる資金調達に疑義が生じ、10月末に東証が監理銘柄に指定。 記:2023/11/14
2160 東証グロース
3,300
11/29 15:30
+230(%)
時価総額 165,251百万円
中国拠点に新薬探索から臨床開発、製造・販売まで行う。中国に自社製薬工場を保有。IPF治療薬「アイスーリュイ」が主力製品。骨移植関連製品等の医療機器事業も。米国子会社中心に新規開発候補化合物の開発図る。 記:2024/08/05
4197 東証スタンダード
2,424
11/29 15:30
-18(%)
時価総額 2,424百万円
マーケティング・リサーチ事業を展開。オンラインリサーチ、オフラインリサーチ、パネルリクルーティングなどを手掛ける。年間調査実績は6600件超。総還元性向30%目安。海外リサーチ事業の強化などに注力。 記:2024/10/25
1,117
11/29 15:30
+7(%)
時価総額 19,534百万円
IoT/AIソリューション「Orizuru」の提供等を行うDX支援サービス、オンサイト開発支援等を行うIT人材調達支援サービスを手掛ける。SAPジャパンとパートナー契約締結。新規顧客獲得などに注力。 記:2024/07/01
4485 東証グロース
3,590
11/29 15:30
±0(%)
時価総額 92,346百万円
通信インフラシェアリング事業を展開。屋内インフラシェアリング、屋外タワーシェアリング、ローカル5Gサービス等を手掛ける。国内IBS事業などの拡大図る。米投資会社がTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/10/11
5253 東証グロース
2,658
11/29 15:30
+59(%)
時価総額 165,389百万円
VTuberプロダクション「ホロライブプロダクション」を運営。在籍VTuber数は80超。知名度やファンコミュニティに強み。音楽起点の商品、サービスを拡充。ロサンゼルス・ドジャースとコラボ企画を実施。 記:2024/08/13
5595 東証グロース
1,570
11/29 15:30
+229(%)
時価総額 58,096百万円
小型SAR衛星の開発製造や運用、SAR画像データの販売等を行う。展開式パラボラアンテナの開発で低コスト化に成功。国内官公庁向け販売比率が高い。24年8月に小型SAR衛星QPS-SAR8号機の打上げが成功。 記:2024/10/26
6030 東証グロース
3,710
11/29 15:30
+105(%)
時価総額 29,602百万円
オンライントラベルエージェント。総合予約プラットフォーム「skyticket」を運営。国内・海外航空券を中心に幅広い旅行商材を提供。多言語対応に強み。アプリDL数は2100万DL超。国内旅行事業を強化。 記:2024/08/05
169
11/29 15:30
±0(%)
時価総額 3,912百万円
地盤ネットを中核とする持株会社。地盤解析サービス、地盤調査サービス、部分転圧工事サービスの地盤事業が主力。BIM Solution事業等も。日本リビング保証と業務提携。27.3期売上高31億円目標。 記:2024/10/06
6522 東証グロース
484
11/29 15:30
+3(%)
時価総額 3,443百万円
飲料向けバーコードリーダーと自販機向け赤外線通信が主力。POS等のシステムインテグレーションも。「AsReader」ブランド。米国や中国など海外展開も。AsReader事業は堅調。スマホ搭載型発売へ。 記:2024/10/31
214
11/29 15:30
-10(%)
時価総額 1,300百万円
3食食べて痩せるパーソナルトレーニングジム「24/7Workout」の運営等を行う。NOVAHD等と資本業務提携。24年8月末時点で直営店86店舗展開。固定費削減、変動費の最適化図る。株主優待制度を導入。 記:2024/10/26