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後場に注目すべき3つのポイント~一時30500円手前まで下落

2023/10/24 12:39 FISCO
*12:39JST 後場に注目すべき3つのポイント~一時30500円手前まで下落 24日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は荒い値動き、一時30500円手前まで下落 ・ドル・円は軟調、米金利の低下で ・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はニデック<6594> ■日経平均は荒い値動き、一時30500円手前まで下落 日経平均は続落。170.96円安の30828.59円(出来高概算7億6052万株)で前場の取引を終えている。 23日の米国株式市場のダウ平均は190.87ドル安(-0.58%)、ナスダック総合指数は34.52ポイント高(+0.27%)、S&P500は7.12ポイント安(-0.17%)とまちまち。中東情勢の一段の緊迫化を警戒し大幅下落スタートとなったが、10年債利回りが5%に達したのち下落に転じたことからハイテク株を中心に買戻しが入った。ナスダックはプラス圏を回復したが、石油関連が重しとなりダウは下げを消せなかった。ナスダック総合指数が上昇したことを下支えに、日経平均は157.46円高の31157.01円と4日ぶりに反発して取引を開始。ただ、中東情勢や米財政運営の先行き不透明感など警戒材料も多く、30551.67円まで値を下げたが、前引け前に下げ幅を縮めた。 個別では、アンビスHD<7071>、エアトリ<6191>、メディアドゥ<3678>、ウェルビー<6556>、ベネフィット・ワン<2412>、ジンズホールディングス<3046>、富士急行<9010>、吉野家HD<9861>、サイゼリヤ<7581>、力の源HD<3561>らが値上がり率上位に並んでいる。次世代車向け3ナノ半導体を26年量産との報道が材料視されたソシオネクスト<6526>は大幅反発したが、本日の半導体関連株は全般的にみて、SOX指数下落もあって売り先行の展開にはなっている。東証スタンダードではマリオン<3494>、PLANT<7646>、東証グロースでは、DELTA-P<4598>、ライズ・コンサルティングG<9168>などが上昇している。 一方、車載事業の伸び悩みがネガティブ視されたニデック<6594>が大幅下落となったほか、霞ヶ関キャピタル<3498>、川崎汽船<9107>、プロレド・パートナーズ<7034>、DmMiX<7354>らが値下がり率上位に並んだ。東証スタンダードではマキヤ<9890>、東京衡機<7719>、東証グロースでは、サンバイオ<4592>、ベースフード<2936>などが下落している。 セクターでは、海運業を筆頭に鉱業、銀行業、証券、商品先物取引業が下落率上位に並んでいる一方で、上昇したのは空運業、精密機器、陸運業、小売業のみ。東証プライム市場の値上がり銘柄は30%、対して値下がり銘柄は66%となっている。 本日の東京株式市場は荒い値動きとなっている。外部環境が不安定で相場全体においては買い材料が見いだせない状況が続いている。そのようななか、決算発表を物色材料にと関連銘柄に多く目が向けられているが、IT・電気関連の決算発表で先陣を切るニデック<6594>が車載事業の伸び悩みがネガティブ視され大幅反落となった。決算発表ラッシュ出だしで出鼻をくじかれる形となってしまったことで、投資家心理は悪化し前場は前半大きく下げた。ただ、30500円手前で反発し、半値戻しとなった。 中東情勢や米国政治不安などに加え、EMS(エレクトロニクス機器の受託製造サービス)世界最大手、台湾・鴻海精密工業(ホンハイ)傘下の富士康科技集団(フォックスコン)に対し、中国当局が税務当調査に入ったと伝わり、中台関係の悪化も懸念材料として台頭してきた。外部環境は引き続き予断を許さない状況となっており、後場も決算関連などに手掛かりを見出すこととなりそうだ。 ■ドル・円は軟調、米金利の低下で 24日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、149円78銭まで上昇後は149円50銭まで失速した。前日海外市場から米10年債利回りの低下が続き、ドル売りに振れやすい。ユーロや豪ドルなど主要通貨は対ドルで強含み、対円でも上昇基調に。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円50銭から149円78銭、ユーロ・円は159円61銭から159円84銭、ユーロ・ドルは1.0667ドルから1.0682ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ギグワークス<2357>、キャンバス<4575>など、6銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はニデック<6594> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・米・9月シカゴ連銀全米活動指数:+0.02(予想:-0.14、8月:-0.22←-0.16) ・ユーロ圏・10月消費者信頼感指数速報値:-17.9(予想:-18.2、9月:-17.8) 【要人発言】 ・王毅中国外相 「中国はパレスチナとイスラエルの和解に貢献するため最大限の努力」 <国内> ・特になし <海外> ・15:00 英・6-8月ILO失業率(予想:4.3%、5-7月:4.3%) ・16:30 独・10月製造業PMI速報値(予想:40.1、9月:39.6) ・16:30 独・10月サービス業PMI速報値(予想:50.0、9月:50.3) 《CS》
関連銘柄 26件
2412 東証プライム
2,168
5/17 15:00
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時価総額 345,126百万円
福利厚生代行サービスが柱。健診・保健指導代行や購買・清算代行も。会員数は961万人。ヘルスケアサービスの拡大図る。取引増で、24.3期3Qはヘルスケア(健診・指導等)が堅調。第一生命HDがTOB実施。 記:2024/03/04
2936 東証グロース
474
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時価総額 25,748百万円
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3046 東証プライム
6,570
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3494 東証スタンダード
357
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時価総額 2,860百万円
不動産賃貸サービスが主力。首都圏中心に賃貸不動産を所有。多数保有する好立地物件などが強み。不動産証券化サービス、不動産売買も手掛ける。既存賃貸物件の入居率の維持向上、新規物件の選別的取得などを図る。 記:2024/08/27
3498 東証プライム
14,860
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時価総額 146,549百万円
物流施設開発やホテル開発、ヘルスケア施設開発等を行う不動産コンサルティング事業を手掛ける。ホテルは「fav」等のブランドを展開。29.8期当期純利益500億円目標。事業の多角化、事業規模の大型化図る。 記:2024/10/24
3561 東証プライム
923
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+12(%)
時価総額 27,974百万円
博多ラーメン専門店「一風堂」、うどん専門店「因幡うどん」等を展開。極豚骨らぁめんの販売など商品販売事業等も手掛ける。グループ店舗数は国内外で280店舗超。DX施策推進。28.3期売上高500億円目標。 記:2024/10/24
3678 東証プライム
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時価総額 22,744百万円
電子書籍取次の国内最大手。取引出版社数は2200社超。取扱コンテンツ数は210万点超。NFTマーケットプレイス「FanTop」等の戦略投資事業も。電子マンガ・ノベルサービス「ピッコマ」とシステム連携開始。 記:2024/10/25
4575 東証グロース
848
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時価総額 16,209百万円
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4592 東証グロース
691
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時価総額 47,425百万円
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527
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時価総額 4,337百万円
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6191 東証プライム
1,090
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時価総額 24,406百万円
総合旅行プラットフォーム「エアトリ」を運営。Wi-Fiレンタル事業、地方創生事業、ITオフショア開発事業等も。メルマガのまぐまぐ等を傘下に持つ。M&Aによる成長投資を行う。エアトリ経済圏の構築・強化図る。 記:2024/10/09
6526 東証プライム
2,651.5
1/21 15:30
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時価総額 475,676百万円
ファブレス半導体ベンダー。富士通、パナソニックのSoC事業の統合により誕生。カスタムSoCの開発・提供等を行う。オートモーティブ、スマートデバイス等が注力分野。グローバルな設計・開発力の強化を図る。 記:2024/12/22
6556 東証プライム
1,084
6/10 15:00
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時価総額 31,206百万円
福祉サービス会社。障害者の就労支援や自立訓練に加え、児童発達支援や放課後等デイサービスなどを手掛ける。特別損失の減少等により、24.3期3Q累計は最終黒字転換。MBO実施により、同社株は上場廃止予定。 記:2024/04/13
6594 東証プライム
2,793
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時価総額 3,330,845百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
7034 東証プライム
397
1/21 15:30
-5(%)
時価総額 4,445百万円
コストマネジメントを中心とするコンサルティング事業を展開。新規事業開発支援、経営人材派遣によるハンズオン支援、システム導入支援等も手掛ける。固定報酬型コンサルティング・サービスの拡充などに取り組む。 記:2024/11/10
638
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+3(%)
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有料老人ホーム「医心館」の運営を行う。慢性期と終末期の看護・介護ケアに特化した医療施設型ホスピスの運営に特徴。営業力などが強み。施設数は100施設超。既存施設は安定稼働水準維持。首都圏中心に施設数拡大。 記:2024/12/22
261
1/21 15:30
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7581 東証プライム
4,905
1/21 15:30
+75(%)
時価総額 256,394百万円
イタリアンカジュアルレストラン「サイゼリヤ」をチェーン展開。中国中心に海外でも事業展開。価格競争力などが強み。店舗数は1500店舗超。メニュー再構築や主力商品の改善、食材の供給体制再構築などに取り組む。 記:2024/08/06
7646 東証スタンダード
1,709
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時価総額 13,209百万円
生活必需品約20万点の商品を取り扱うスーパーセンターが主力。北陸地盤に、関西・中国地方にも進出。福井県坂井市に本社。日常生活用品が主要取扱品目。PBはアパレル中心に商品開発を強化。収益構造改革図る。 記:2024/10/25
7719 東証スタンダード
171
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-1(%)
時価総額 1,220百万円
1923年創業の試験機メーカー。各種材料試験機、構造物試験機等を手掛ける。ゆるみ止めナット・スプリングが主力のエンジニアリング事業も展開。試験機事業はオーダーメイドの試験機中心に受注、引き合い順調。 記:2024/12/22
8035 東証プライム
27,035
1/21 15:30
+385(%)
時価総額 12,750,598百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
9010 東証プライム
2,183
1/21 15:30
+79(%)
時価総額 119,814百万円
山梨県地盤の総合観光企業。1926年設立。鉄道、バス等の運輸業、不動産業、富士急ハイランドの運営等のレジャー・サービス業などを展開。配当性向30%目途。不動産業はエリアブランディングで別荘地の販売を強化。 記:2024/11/11
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時価総額 1,318,949百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。ドライバルクセグメントでは運航コスト削減、配船効率の向上図る。 記:2024/11/27
671
1/21 15:30
-17(%)
時価総額 16,433百万円
総合コンサルティング事業を展開。戦略策定から業務改革、IT導入、DX推進など幅広い支援を行う。三菱商事、NTTドコモなど優良企業中心の顧客基盤が強み。コンサル数は260人超。大口顧客の獲得などに注力。 記:2024/11/10
9861 東証プライム
2,996
1/21 15:30
+28(%)
時価総額 195,129百万円
外食大手。牛丼チェーン「吉野家」が中核の持株会社。はなまるうどんの「はなまる」等も傘下に持つ。アジア、アメリカでも事業展開。24年8月末のグループ店舗数は2786店舗。外販事業は量販店向け拡販を強化。 記:2024/10/29
9890 東証スタンダード
1,012
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時価総額 10,666百万円
静岡県地盤にディスカウントストア「エスポット」、食料品スーパー「ポテト」などを展開。1895年創業。FCで業務スーパー、ダイソーなども。値引・廃棄ロス率は改善。ネットモール、リアル店舗の販路拡大図る。 記:2024/11/11