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前場に注目すべき3つのポイント~海外投資家による利益を確定させてくる動きは警戒されやすい~

2023/7/13 8:41 FISCO
*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~海外投資家による利益を確定させてくる動きは警戒されやすい~ 13日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■海外投資家による利益を確定させてくる動きは警戒されやすい ■イオン、1Q営業利益 17.2%増 514億円 ■前場の注目材料:NTTデータG、M&A投資に5000億円、北米事業拡大 ■海外投資家による利益を確定させてくる動きは警戒されやすい 13日の日本株市場は、米株高を好感するものの、買い一巡後は次第にこう着感が強まりそうだ。12日の米国市場は、NYダウが86ドル高、ナスダックは158ポイント高だった。6月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが予想以上に鈍化したため利上げ終了が近いとの見方が強まり、長期金利の大幅低下に連れてハイテク主導で買われた。その後、地区連銀経済報告(ベージュブック)で経済活動の拡大継続が明らかになると同時に、成長鈍化見通しを受けて景気減速懸念も高まり、NYダウは終盤にかけ上げ幅を縮めた。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比95円高の32035円、円相場は1ドル138円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで31810円まで売られる場面が見られたものの、その後は買い戻されて32000円を回復して終えた。米国ではハイテク株主導で買われている流れにより、昨日の日経平均の重荷となった東エレク<8035>など値がさハイテク株が買われ、指数をけん引することが期待されそうだ。一方で、円相場が1ドル138円台前半で推移するなど、円高が進んでいることで、海外投資家による利益を確定させてくる動きは警戒されやすいだろう。 また、米CPIは通過したが、卸売物価指数(PPI)の発表を13日に控えているほか、週末にはJPモルガンなどの決算発表が予定されている。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は銀行に対して、根強いインフレを抑制するためにさらなる利上げが必要となる事態に備えるべきとの見解を示した。また、ゴールドマン・サックスは来週の決算発表を前に、幹部らが業績の悪さを示唆する発言を重ねているようであり、本格化する決算を前に慎重姿勢が強まりそうだ。 そのため、日経平均の買い一巡後の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンスになりそうだ。ハイテク株の買い戻しの動きが意識される一方で、円高が警戒されるなかで輸出関連などは手掛けづらくさせそうだ。そのほか、日経平均の32000円割れとなった地合いに押される格好から売られた中小型株などには、短期的なリバウンドを狙った個人主体の動きがみられよう。 ■イオン、1Q営業利益 17.2%増 514億円 イオン<8267>が発表した2024年2月期第1四半期業績は、営業収益が前年同期比5.5%増の2兆3247.98億円、営業利益は同17.2%増の514.69億円だった。コンセンサス(466億円程度)を上回る。GMS事業やSM事業では、セルフスキャン・セルフチェックアウトシステムの導入を進めた結果、レジ待ち時間短縮による顧客の利便性と、店舗におけるオペレーションの効率化により人時生産性が向上した。2024年2月期業績は、営業収益が前期比3.1%増の9兆4000億円、営業利益は同4.9%増の2200億円の計画を据え置いている。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(34347.43、+86.01) ・ナスダック総合指数は上昇(13918.96、+158.26) ・シカゴ日経先物は上昇(32035、大阪比+95) ・SOX指数は上昇(3721.47、+67.95) ・VIX指数は低下(13.54、-1.30) ・米原油先物は上昇(75.75、+0.92) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・NTTデータG<9613>M&A投資に5000億円、北米事業拡大 ・ローム<6963>SiC半導体を増産、出光系から工場取得 ・サッポロHD<2501>米ビール事業社解散、コロナで業績不振 ・住友商事<8053>水素でアルミ原料精製、英リオ豪工場に設備 ・日本精工<6471>軸受研削ライン自動化、大型品搬送・測定機を導入 ・ジャノメ<6445>部品供給機を拡充、専業会社買収 ・日本ゼオン<4205>「C5留分」残留分を有効活用、技術開発で宇都宮大と連携 ・INPEX<1605>ブルー水素・アンモニア製造プラント着工 ・九州電力<9508>日本郵船などと、LNG燃料供給専用船の進水式実施、来年3月竣工 ・旭化成<3407>米にヘルスケア領域本部を設置 ・カーリットHD<4275>東ソーなどとNEDOの共同事業に採択、グリーン水素製造研究で ・ENEOS<5020>グループのJX金属、英豪BHPと連携、銅の持続的成長目指す ・日本農薬<4997>ADEKAと動物用医薬品向け新化合物発見、特許出願 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・時間未定 中・6月輸出(前年比予想:-10.0%、5月:-7.5%) ・時間未定 中・6月輸入(前年比予想:-4.1%、5月:-4.5%) 《ST》
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国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
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サッポロビール、ポッカサッポロフード&ビバレッジ、サッポロ不動産開発などを傘下に収める持株会社。ビールは国内4位。恵比寿ガーデンプレイスを保有。酒類事業に経営リソース集中。国内はビール、RTDを強化。 記:2024/10/05
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4205 東証プライム
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4275 東証プライム
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農薬メーカー大手。1928年創立。土壌処理剤や木部処理剤、医薬原薬、動物薬原薬なども手掛ける。ADEKA傘下。病害虫雑草防除の豊富なノウハウが強み。重点品目の拡大図る。27.3期営業利益108億円目標。 記:2024/10/21
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ENEOS、JX石油開発、JX金属などを傘下に収める持株会社。石油元売り国内トップ。機能材事業、電気事業、再生可能エネルギー事業等も手掛ける。機能材事業の収益改善図る。JX金属が東証に新規上場申請。 記:2024/10/14
6445 東証プライム
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家庭用ミシンメーカー。1921年創業。家庭用ミシン、卓上ロボットで国内トップシェア。ソフトウェア開発等のIT関連事業も。海外売上高比率は7割超。家庭用機器事業では学校教育向けサービスの拡充などに注力。 記:2024/06/18
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時価総額 574,550百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。SiCなどパワーデバイスは生産能力増強進める。LSIの新商品開発で新規需要の獲得図る。 記:2024/10/20
8035 東証プライム
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時価総額 10,489,118百万円
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8053 東証プライム
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時価総額 3,848,873百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09
8267 東証プライム
3,533
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時価総額 3,080,511百万円
流通大手。総合スーパーを軸に、食品スーパーやドラッグストア、金融、不動産などを手掛ける。アセアンなどアジアでも事業展開。GMS事業では食品PB中心に低価格戦略実施。SM事業では地域オリジナル商品を拡充。 記:2024/10/24
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1,394
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時価総額 661,012百万円
九州地盤の電力会社。発電事業のほか、送配電事業、ICTサービス事業、都市開発事業等を手掛ける。グループ会社に九電工など。洋上風力・バイオマス発電の開発を推進。26.3期経常利益1250億円目指す。 記:2024/06/04
9613 東証プライム
2,857.5
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時価総額 4,007,644百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10