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ハイテク株の利益確定に対して金融株買いのリバランスの動きに【クロージング】

2023/6/22 16:11 FISCO
*16:11JST ハイテク株の利益確定に対して金融株買いのリバランスの動きに【クロージング】 22日の日経平均は反落。310.26円安の33264.88円(出来高概算14億5000万株)で取引を終えた。前日の米国市場で主要株価指数が下落した流れを受け、売り先行で始まった。ただ、日本経済のデフレ脱却に伴う海外投資家の日本株買いへの期待は根強く、寄り付き後ほどなくして切り返し、33641.46円まで水準を切り上げる場面もあった。その後は連騰に伴う高値警戒感などから目先の利益を確保する動きなどもあってこう着感が強まった。後場に入ると先物売りが断続的に出たことから、指数寄与度の大きい値がさ株中心に再び売り圧力が強まり、大引けにかけて33232.19円まで下げ幅を広げる場面があった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が970と全体の過半数を占めた。セクター別では、その他金融、銀行、卸売、保険など19業種が上昇。一方、電気機器、精密機器、機械、金属製品など14業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、伊藤忠<8001>、トヨタ<7203>、電通グループ<4324>、任天堂<7974>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、信越化<4063>が軟調だった。 前日の米国市場は、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言の中で「インフレ抑制に向けた金利引き上げが妥当」などのタカ派的なコメントが出たことから、金利動向に敏感なグロース株中心に売られ、主要株価指数は3日続落。東京市場もこの流れを引き継いだ。ただ、朝安で始まった三菱商など5大商社株がプラスに転じたことなどから、海外投資家の日本株見直し買い継続への期待は根強く、日経平均は前場序盤にはすぐさまプラスに転じた。こうしたなか、米国の金利上昇期待から金融株が上昇したほか新作ゲームソフトへの期待感から任天堂も大幅に反発した。 日経平均は3日ぶりに反落した。チャート的には日経平均の騰勢も一服し、目先的には調整局面入りとなってもおかしくないとの声が聞かれる。一方、日本株はデフレからの脱出を意識した息の長い資金流入が継続する可能性もあるだけに、押し目を拾う動きも活発で、相場の上昇基調は崩れないと強気な見方をする向きも多く、強弱感が対立している。 《CS》
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時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4324 東証プライム
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時価総額 981,509百万円
国内最大の広告代理店。世界145以上の国・地域で事業展開。1901年創業。メディア確保力、広告企画力などが強み。セプテーニHDなどを傘下に持つ。事業ポートフォリオ変革などにより、資本効率の改善進める。 記:2024/12/21
6857 東証プライム
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時価総額 6,964,222百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7203 東証プライム
2,901
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時価総額 45,821,257百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
9,565
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+233(%)
時価総額 12,421,970百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。京都府京都市に本社。新作の「ゼルダの伝説 知恵のかりもの」は滑り出し順調。 記:2024/12/22
8001 東証プライム
7,199
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時価総額 11,409,623百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8035 東証プライム
25,655
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時価総額 12,099,745百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
9433 東証プライム
4,844
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時価総額 10,617,302百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。5G基地局数は業界最多。au PAYカード会員数は980万人超。スマートフォン稼働数は増加傾向。 記:2024/11/09
9983 東証プライム
48,340
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+620(%)
時価総額 15,382,803百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
9,001
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時価総額 13,231,425百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27