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米国株見通し:下げ渋りか、年内利下げ期待で買戻しも

2023/5/11 13:57 FISCO
*13:57JST 米国株見通し:下げ渋りか、年内利下げ期待で買戻しも (13時40分現在) S&P500先物      4,162.25(+10.25) ナスダック100先物  13,436.00(+26.50) 米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は30ドル高。長期金利の戻りは鈍く、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。 10日の主要3指数はまちまち。中盤以降の下げ渋りでナスダックとS&Pはプラスに浮上したが、ダウは30ドル安の33531ドルと3日続落で引けた。債務上限問題でバイデン大統領と議会との協議が不調に終わり、不透明感から売り先行。注目の消費者物価指数(CPI)は前年比で前回を小幅に下回ったものの、前月比で伸びが鈍化せずインフレ高止まりが意識された。ただ、長期金利の低下でハイテク関連が買われ、相場を支えた。 本日は下げ渋りか。引き続き債務上限に関する協議が注目され、全般的に買いは入りづらい展開となりそうだ。今晩発表の生産者物価指数(PPI)は前年比で低下が見込まれる一方、前月比でプラスに転じる見通し。それを受け、連邦準備制度理事会(FRB)のインフレ抑止に前向きな方針と景気への影響を警戒した売りが出やすい。ただ、前日のCPIが前年比でやや失速したため利下げ期待は残され、金利安なら買戻しにつながるだろう。 《TY》