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日経VI:低下、明晩に米CPI発表控え警戒感の緩和は次第に限定的に

2023/4/11 16:05 FISCO
*16:05JST 日経VI:低下、明晩に米CPI発表控え警戒感の緩和は次第に限定的に 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は11日、前日比-0.24(低下率1.40%)の16.90と低下した。なお、高値は16.98、安値は16.24。今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。取引開始後も午前は日経225先物が堅調な動きとなったことから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退した。ただ、明晩に3月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることに加え、午後は日経225先物が伸び悩んだこともあり、警戒感の緩和は次第に限定的となり、日経VIは午後は低下幅を縮小する動きとなった。 【日経平均VIとは】 日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。 《SK》